「流離譚」を含む小説

　百年の長きに渡って吹き荒れた戦乱の世も『天帝』のもたらした魔法の鎧『魔装甲鎧』によって終結し、ようやく平和の兆しが見え始めた大陸西部のオウレンザルカ王国。 　今この地を二人の…

流れ星を見た金髪碧眼の美少女(主人公)、エルハーベンは暇つぶしに落ちた星を探そうとする。しかし、そこで待っていたのは星などではなく美女と見紛う記憶喪失の青年だった！青年と出会った…

英雄になることを夢見て冒険者になろうとギルドへやってきた少年レットは、そこで同じく新人冒険者の凄腕ヒーラー少女ラァムと出会いパーティを組むことに。 ヒールよりも暴力ばかりのラァ…

【注：書籍版とWeb版は展開・文章にかなり違いがあります！　アツい展開は⑥巻です。お試し版で是非ご確認ください！】 「これよりシルバーグラスを名乗ることは許されないと覚えておき…

　気が付くと僕は小さな子供になって居た。この世界の奴隷であるモノビトだった僕は、同い年らしい気が強くておませな女の子に買い取られた。その子は弓の貴族と呼ばれる地方貴族の娘で、僕は…

【あらすじ】 儀式によって運命を背負い、魔剣を手にした少年オド・シリウスの受難と成長を描くファンタジー小説。 ご都合主義というよりはシリアス寄りの異世界英雄譚。貴種流離譚。 　…

　主人公の由佳は、これまで何の変哲もない退屈なOL生活を送っていたが、突然、元カレの八木沢から彼自身の部屋に竜巻が起こったと伝えられる。 　八木沢の話では、由佳が少女時代に拾って…

西暦1610年。南蛮貿易の玄関口、長崎の沖合い。ポルトガル船が爆沈したノサ・セニョーラ・ダ・グラサ号事件が発生。同船にて劣悪な境遇に置かれていたある黒人は、辛くもこの惨事から生き…

　神無月了はマイナーなミステリ作家である。 　別名義でヒットしたライトノベルの流れで、今流行りの異世界転生物を書かないかとの打診を編集から受けるが、人間関係が希薄な神無月は執筆…

師から魔導士として独り立ちさせられたクオンは辺境へと飛ばされた。 飛ばされた先にあった村に身を寄せ、医者のような立場を得て暮らしていたクオンだが、そこに負傷兵を乗せた馬車がやって…

セレンディア王女に呼ばれた天騎士イリ・トゥアは、王女に告げられる。――救国の聖女になりなさい。

サウストフト島に暮らす少年エトはある日、海辺で少女を発見する。少女はニーナといって、故郷から拐われたところを、逃げてきたのだった。 インアシュタット国の都キャティリィという栄え…

勝利王シャルル七世といえば「ジャンヌ・ダルクのおかげで王になった」と「恩人を見捨てた非情な暗愚」という印象がつきまとう、地味なフランス王です。 ですが、その生い立ちは「設定盛りす…

◇第一部／第二部完結◇ 広大な宇宙に遍在する、無数の次元世界<パラダイム>。 自分の故郷からはじき出された青年、アサイラ・ユーヘイは、あてもなく次元世界<パラダイム>から次元世…

救国の英雄ジャンヌ・ダルクが現れる数年前。百年戦争は休戦中だったが、フランス王シャルル六世の発狂で王国は内乱状態となり、イングランド王ヘンリー五世は再び野心を抱く。 兄王子たちの…

　一切が謎に包まれた〈幽霊船〉―― 　次元の狭間を彷徨うそこには、あらゆる世界からやってきた人々が暮らしている。 　成長した姿で卵から産まれた竜人族の少女。 　万象を記す書物を…

恐れながら、読者諸君はご存知だろうか。 私たちが住まう、広大無辺に見えるこの世界を、『狭界(セカイ)』と呼ばう者たちがいることを。 ただ、どうかすぐに怒らないで、この先を聞いてほ…

空一面に光の亀裂が走り、膨大な精霊力が降り注ぐ。その夜、一つの国が滅んだ。 隣国で難を逃れて育ったイフレニィは、旅人組合で雑用依頼を受けながら食いつないでいる。あれから時が止まっ…

　兄さんが、釣り堀に落ちた、と――知らせがきた。 　姉さんが、慌てて行ったら。 　姉さんも、釣り堀に落ちた、と――知らせが。 　そして――ぼく、も…………。

　釣り堀で落ちて――気づいたら……。