「映画館へ 短編」を含む小説

　最悪続きな日に、最悪な女と私は出会った―。 　社会人になって３年目の私は何もかも駄目駄目で、仕事は怒られてばかりでうまくいかず、付き合っていた彼女にも振られる。振られた憂さ晴…

エルジオンの映画館で、ミステリー映画を観たアルドとリィカ。 劇中における探偵の活躍に感銘を受けたリィカは「ワタシ、探偵になりマス！」と宣言する。 早速ＥＧＰＤの無線を傍受し、現場…

神奈川のスラムが川崎ならば東京のスラムと呼ばれる八王子(※これは個人の意見です)。冬はくそ寒いし夏は蒸し暑く、煙草屋の前で酔っぱらいがセブンティーンアイスを道路に叩きつけ駅前では…

大人になった。ーー青春は死んだと、思っていた。 映画館、懐かしい同級生との再会。 「青春」大人になった私が口にしませんように。あの頃、高校生の私はそう思っていた。

なんたって、21時のレイトショーでゾンビ映画を見ているのか。なんたって、隣に元彼とその今の彼女が座っているのか。最悪の夜だ。目の前のスクリーン以上に地獄だろう。

　家族で経営している映画館で働いている「僕」は、常連客にエンドロールしか覚えていない映画の話をする。 　なんという映画だったのか知りたい「僕」のために、常連客はそのエンドロールの…

つぶれた映画館に住みついた、ねこのものがたりです。

映画鑑賞が趣味の真智子。その日もいつも通りに、映画館に来ていた。そこで、見覚えのある男の人を見かける。 偶然に偶然が重なり、真智子とその男は近づいていく。

映画が好きな中学三年生の渡瀬涼。贔屓にしている監督の新作を観るためにひとり新宿の小さな映画館へ足を運ぶと、偶然にも同級生の相沢佳奈と出会う。それまでほとんど接点のなかった相沢佳奈…

父さんと2人の生活には慣れたけど、僕は母さんに会いたいんだ。 古びた映画館での少年の願いはいつか届くのでしょうか？

「今度映画をやるんです」。 不思議な老人に渡された、映画館「夢芝居」の宣伝チラシ。 安田ツグミは興味本位で、夢芝居へと足を向ける。 チャップリンを模した喜劇映画。 ただそれだけ…

活弁全盛の頃、ボクは熱烈な活弁フアンだった。母親に連れられて行った映画館。活動弁士の熱のこもった語りに、ボクはすっかり引き込まれてしまった。大人たちに混じって、映画館通い。しかし…

ここは、時を超える映画館。 僕は、そんなことも露知らずに迷い込んでしまう。 そこで繰り広げられる、様々なジャンルの映画と様々な人達との交流をお楽しみください。 それでは、よい映画…

”nickelodeon”～20世紀初頭に流行した小規模な映画館。 5セント硬貨一枚で鑑賞できたことからついた俗称。ニッケルはアメリカ英語で5セント硬貨オデオンはギリシャ語で屋…

中学生の頃好きな人にこっぴどく振られてから、私は可愛くなる努力をして、高校時代はかなりモテるようになった。大学生になった今、趣味の映画館に一人で訪れると、当時私を振った男の子が話…

　モールに逃げ込んだ俺は、すっかり取り囲まれてしまった。どうしよう。誰か助けて。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」「ステキブンゲイ」「Prologu…

つい最近付き合い始めたばかりの翔と咲子、二人の記念すべき初デートは映画館。しかし、翔は緊張のあまり、一睡もしていなかった！案の定、眠りに誘われてしまい…… カクヨム3周年記…

　1990年代、ニューヨーク。何の変哲もない退屈な日常に倦み、殺し屋に憧れる青年はある日、場末の映画館でひとりの男と出会う。男は自称小説家。ふたりは映画を通じて交流を深め、次第に…

どうやら、あれは、全員を観ていたらしい……。 ※この物語は怪談です、苦手な方はご注意ください。