「映す」を含む小説

黒ぶち眼鏡の主人公、祝（いわい）は図書館で出来た赤髪ド派手ファッションな友人の荘介と不思議な眼鏡を見つける。 それは『殺された人間』が最後に見た光景を映す眼鏡だった。 日々入れ…

フィルターがかかっているのは、一体どこだろう

午前六時三十六分、今日もインターホンは鳴る――……。

戦の大火が鎮まり、復興と繁栄を誓い、新たな歴史を刻み始めた数多の国々と世界。 豊かな自然と豊富な資源に溢れる島嶼国である、バスティーナ王国も各国同様に、平和を願う国王の下で更なる…

Happy Valentine! 無限ループを抜け出すには何が必要なんでしょうか？ 同調し合う女ともだちの葛藤。

ルイトはソロで活動する冒険者だ。三年前のとある事件を契機に、所属していたパーティが解散したからである。 かつての仲間たちは既にそれぞれの道を歩み、己もソロ冒険者として活動する日々…

19世紀英国風の声劇台本作品。 落ち目の劇場を継いだアーサーは、ひょんなことでくずもの屋の姉弟と知り合う。くずもの屋の姉が癖のある変人で劇場に押しかけてくるが……。 個人的観点…

白雪姫の二次創作小説です。自分を美を守るために美しい姫を排除しようとしたお妃、国を守るために手段を択ばない王、サイコパスな王子、復讐を誓う姫…、真の悪人は誰だ？？

　生前の記憶がない幽霊の少女。 　何となしに現世を漂い続けていた彼女はある日、ある場所へたどり着く。 　　『うぐいす写真館』 　小さな写真館だった。 　彼女はそこで「目が見え…

過去に視力を失った魔女は人里離れた辺境の地で暮らしていた。 魔力によって空間や物体を認識出来るので生活に支障はない。 それでも魔女は毎夜願っていた――あの光をまた見たいと。

真珠（ましろ）は繰り返す入院生活の中で気が狂いそうになっていた。 「空色カーテン」だけが鮮やかな色を映す病室の中で日々妄想にふけっていると、ある日その向こうからフランスかぶれのカ…

この本は、2024年に日本で人気を博した子供の名前とその選択背景を深く探究するものです。現代社会の急速な変化とグローバリゼーションの影響下で、名前のトレンドは文化的、社会的動向を…

左右の眼球をくり抜かれた遺体が発見された。 時を同じくして、一人の女性が警察署を訪れた。 “息子の様子がおかしいんです。 見た目は息子と瓜二つですが、何かが違うんです。何かが―。”

完全な立方体の館の前に またひとり、迷える意識が現れる。 館の主はおもむろに立ち上がる。 そしていつものように、声をかける。 「おい、お前――」

幼いころ、祖父の家の奥の奥でみつけた鏡。 その鏡にうつった二人のすがたとは。 柴田恭太朗様主催の『カクヨムに三題噺を復活させよう！プロジェクト　#46』参加作品。 お題は「鏡」「…

　私はいつものように目覚めた。 　軽くあくびをし、のびをして、いつものように珈琲を入れた。 　珈琲を飲みながら新聞を読み始めた。 　今日も世界はくだらないニュースで溢れている。 …

早世した友人の遺児、幼い時から知っているある若者から入った一本の電話。そこには子供の頃の濁りのない瞳からは想像できない世界観が。彼は何処で曲がってしまったのか。或いは彼の生き様が…

理想を映す魔法の鏡。果たしてそこに映っていたものとは……。

自然環境が悪化して、人類は宇宙へと飛び出していった。 けれど長い月日が過ぎ、かつての惑星の姿を、地球は再び取り戻そうとしている。 まだ、人類は宇宙で暮らしているけれど、地球へと居…

💐クロノヒョウさんの企画第五十回！　クロノヒョウさんおめでとうございます💐 ------------------- （以下、企画頁より抜粋） 第50回目のお題は「50マイルの笑…