「御伽草子」を含む小説

　後の世に平将門を討ち果たす英雄・藤原秀郷は近江の唐橋に現れた大蛇の娘に誘われ、竜宮へ行く。竜王に頼まれた彼への依頼とは？　『俵藤太絵巻』に見られる英雄、藤原秀郷の英雄譚をアレン…

昔話や説話が好きな方はぜひご一読を。 乙姫の乙には、妹という意味もあるとご存知でしたか？ これは、室町時代の説話集『御伽草子』の浦島太郎をベースに、竜宮の姉妹姫「甲姫」を創作し…

綾瀬イルカは、見目麗しい高校生。彼女は円形恐怖症を持ち、丸みを帯びたものを罪とみなす。 輝夜の姫を自称するイルカと、彼女に求婚する月の王ツクヨミ。 城の町を舞台に始ま…

おとなじゃないと、解らないかも・・

榊家家老・水尾景直と、直鷹の長兄・水尾直重の謀叛を食い止め、阿久里が戦国大名として家を継いで半年後。 父・榊鷹郷が放置していたままになっていた城の普請に努めていた阿久里は、直鷹の…

山を統べるヌシといわれる『あやかし狼』の朧は、ある晩、山の中で人間の子どもを見つけました。 目隠しをされたちいさな女の子を護るため、狼は水神である白蛇に願い、ヒトの言葉と身体を手…

元服した折、主筋の城を訪れた直鷹は、そこで曼珠沙華に囲まれた屋敷で暮らすひとりの少女を垣間見る。一方的な、一瞬の邂逅。けれど、数年後、城下で謎の付け火騒動が起こり、調査に乗り出し…

※『残酷御伽草子　吉備太郎と竹姫』の続編です。 かつて京の都を恐怖に陥れた鬼、酒呑童子の息子、鬼童丸。鬼を滅ぼした日の本の大英雄、吉備太郎の娘、瀧姫。二人は幼馴染として育ちまし…

〈あらすじ〉 鬼頭桃汰は、あだ名が「桃太郎」のごく普通の高校生。しかしある日、桃汰の目の前に現れたのは、本物の桃太郎だった。彼は桃汰に、桃太郎を代わってほしいと頼んできて――!?…

　昔々、ある地方――伊予之二名島（いよのふたなじま）には人間は居ませんでした。正確に言えば『鬼』が喰らい尽くしてしまったのです。日の本の民は希望を失い、生きる望みさえ消え失せてし…

日本人なら誰でも知っている「浦島太郎」。 そして、アインシュタインが誕生するはるか前に、特殊相対性理論が用いられているかのような話はSF好きには、何らかの思う所があったのではない…

大学生の渋川清右は古本市で「月暦仏滅御伽物語」なる古書を手に入れる。 その夜、清右は海辺に立っていた。 目の前には亀、そしてそれをいじめる子供たち。そう、それは浦島太郎の世界。…

【梗概】 江戸の商家で下女奉公していたお藤は、色恋沙汰に巻き込まれて職を失う。一方、若い娘達の間で『見聞男女録』という公家物の御伽草子が流行り出す。だが、その本には陰謀めいた秘密…

御伽草子の伊香物語に想を得た短編です。

「な」の付く姫に書いたら面白いんじゃないって言われたんで書きます！www 一番変な三段話、どうぞw