「人外 花」を含む小説

──21××年。昔、日本と呼ばれていた国は名前を変え、『__ジャーナス_シティ』と呼ばれていた。 住む場所は地上から空中になり、人々は歩く事をやめ“アクロボード”と呼ばれる乗り物…

花の種族に生まれたとある花の話です。 現実世界においては同意がないことに加えて『被害者の抵抗を著しく困難にさせる程の暴行・脅迫』が必要だそうです

僕はもう彼女を失うわけにはいかない。彼女の黒髪は乱れ、肌は赤黒く変色し、唇も真っ青だ。焼けただれていく彼女。 「――爆破しました」と無常に告げる大型街頭テレビ。 僕は彼女を守れな…

●本作は18世紀ごろの欧州をイメージした舞台です。 罪人の娘ゆえに独りぼっちだった少女。彼女はいつも丘の上にある大木の下で同じ人物の絵を描いていた。 そんな少女を大木はただ見守…

かつて命を救ってくれた少女の姿をした妖と再会した青年はお礼がしたいと申し出るが……？ ※自サイト（休止移転中）からの転載。 ※他投稿サイトにも掲載しています。

或る村の修道士が、謂れなき迫害を嘆き、庇い、同村の群衆に殺された。 哀れに思った神は、修道士の魂を癒すため籠にしまい込んだ。 やがて時は流れ、数百年を経て神は人間の紛い物の器を作…

「ね、いいでしょ。譜に君の全部、ちょうだい……？」 「譜さん、待っ……あ、ああ……ッ！？ 」 完璧な彼女は吸血鬼――！？ 大学の新歓、自己紹介で奇をてらってデビュー大失…

高校2年生の主人公の花菜は夏の暑い日、学校からのいつもの帰り道で、奇妙な体験をする。強い風が吹き目を閉じた花菜。目を開けたらそこは不可思議な異世界だった。 そして始まるは悲しき…

月の美しい夜、不自然に明るい花畑に居る女の秘密を知る話。

花の中で目を覚ました小さな人間の少女の散々な冒険の話です。 （※親指姫のオマージュです）

気が付けば見知らぬ場所に、見知らぬ少女と二人で居た。 可能な限り直前の記憶を辿るが、アレが夢でなければ間違いなく殺されたはずだ。 ここは所謂「死後の世界」とやらなのだろうか？ …

あなたは、野盗の手伝いをするような男を、知人だからといって見逃すのですか？ 赤の他人だったら迷いなく斬ってましたよね？ エルザ殿――。 ※この小説は小説ストーリーテラー（現在閲…

四季それぞれのどろりとした恋や愛のお話。

テントを張って野宿をしていたバックパッカーのふたり。 その内のひとりである老人が、翌日の朝にひどい花粉症になってしまう。 くしゃみを連発する老人の横で、ローブを着た少女はテント…

ヒュドラです。 春も近づいて来ましたね。 梅の花も色づいてきて、 ウグイスの鳴き声も聞こえてくる季節になってきました。 でも、興奮したネコの鳴き声で今日も眠れません。 さて、来週…

花盛快晴は、誰もいない所で何かを見て話しかけるような風変りな変人。 そんな彼が何をしているのかを、中村茜璃は知っている。 彼が人ならざるものたちと通じ合っている事が、見えている茜…

小説家になろう　2021年冬の童話祭「さがしもの」のイベントで投稿した作品。 童話という事で暴力的な描写等は入れてませんが、童話というより普通のファンタジーの要素が強いので、此…

その日は土砂降りだった。所謂ゲリラ豪雨。幸いにも仕事が休みな主人公、新城司はアパートの自宅で暇と争っていたのだが、ラジエルと名乗る天使がずぶ濡れでやってきて……！？ 「人のことを…