「中編完結」を含む小説

――「これくらいさせてもらわなくては、夫の僕も気が済まない」。夫の手で罪人の烙印を焼きつけられたアディリルは、生存すら絶望的な異界へ落とされた―― 竜騎士アディリルは、魔法神官ル…

　ランク外美少女に生まれ、いじめられっ子で孤独な美華。幸せそうな人気者、だけど万年引き立て役から脱却したいあきら。人生の呪いを解くのに王子様のキスは待ちません。 　白雪姫のスト…

【短中編】【完結済み】 かわいくない系中学生の僕とアウトドア派ひきこもり祖父のおはなし。 中学三年生の漣は、ある日母から祖父が急に引きこもりになったらしいと聞く。大人の面倒にな…

はじめて神の声が聴こえたのは、ぼくが家出した日だった。 他人の心の声が聴こえる自分嫌いの少年、近江千春は最愛の妹と支え合いながら生きてきた。 それが最善だと盲目的に信じて。 …

　現世での役割を終えた私は、気がつくと凍りつくような死後の世界に到着していた。そこは中間の世界と呼ばれ、二度目の人生への通過点にあたる場所だった。その世界の館に住む無気味な審問官…

モチーフの猫、これまた存在します。 非常に賢い茶トラ様でして、きっとこんな感じでしょう。 稚作「猫の召喚士」に近いノリになるかも？ 執筆速度が低下しております。 申し訳ないで…

――妖とは、人の心が映し出すもの。 和風な島国季球を舞台にした、物書きの青年種田草雲と、祓い屋を生業とする兄弟の織り成す、少し不思議で少し哀しい物語。 中編連作。第一幕「桜…

荒廃した世界。とある村に謎の旅人が現れる。その旅人は危険な生き物をさがしているというが…… 完結作品を少しずつ公開していく予定。なので、エタり、修正ないので安心してお読みいただけ…

これは、私が受けた『躾』という名の『虐待』の記録

「押井です。押井克洋」 「小難しいSF映画を作りそうな名前ね。不良少年」 背が低いことが悩みの少年、押井克洋は、行きつけの映画館へ足を運ぶ。そこで偶然出会った少女、北村なつきに…

しがないバイト店員にして古書マニアの【僕】のもとに舞い込んだ、【読めない本】に関する暗号。興味を持った【僕】は一人、その本があるという廃屋へと向かう――。 第一回Temple交…

その国最強の男は、それ故に賞金首とされてしまった。 その賞金首を倒すため、数多くの男たちが賞金首の住む《沈黙の森》を目指していた。ある日、賞金首の前に一人の剣士が現れて……。