「おやすみ」を含む小説

あの時、さみしかったんだと気づいて、他の人もさみしい夜があるんだと思えたら、きっとあの日はもっとよく眠れた気がします。

博士の友達にして研究対象のアルファードくんには秘密があった。

莫大な富を欲しいままにし、煌びやかな城館に居を構えるロンズデール家。 その居城のはずれには遥か空高く聳え立つ塔があった。 ロンズデール家の長女は、その塔の上で眠れぬ病に侵されなが…

冴え返るは春の季語で、温かくなったと思ったら、また寒くなることをいうそうです。

葬儀屋を営む供花ソウカは、一流の葬儀屋だった。そんな彼に、新人の野薔薇トモシビは恋慕を寄せていた。 　人類の骨が全て蛍石であり、それを飲み込むことが葬儀の形。そんな文化の中で生き…

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部 一首部門 応募作品です。

完全自律型二足歩行アンドロイド──わたしの下半身の製作は未完成に終わった。 わたしを造ろうとした彼と彼女、そしてわたしの後悔は、今ひとたび重なり合おうとしている。

過去作

食べるのが好きな同棲しているカップルが迎えたバレンタイン。 今年はどうしようか悩んでいる彼女、でも彼はあまり悩ませたくないのだけども……。 お互いに寄り添いながらも、少し甘めな…

黒歴史放出祭に投稿したエッセイです。

見切り発車から逃げない　それが漢 憑依型俳優の男と人間始末屋の男のブロマンスになりました、良かったです

　KAC2024第4回お題「ささくれ」の参加作品です。 　近未来、時代遅れの相手に疲れてささくれ立った私を癒すのは―― 　本当にハッピーエンドかどうかは、読まれる方の判断にお任…

あと三分で、七歳の誕生日。少女は眠れなかった。

※タイトルは、「スター・ゲイジング」と読みます※ 今回は犀川 ようさま主催の【第二回　俳句・短歌・詩をわたしが褒めさせていただきます企画　統一お題は「星」】に参加させていただき…

　本業は小説ですが、最近試作の修行をしています。 　今回は犀川 ようさま主催の【第二回　俳句・短歌・詩をわたしが褒めさせていただきます企画　統一お題は「星」】に参加させていただ…

日記のような私の戯言を書き連ねています。

「第六回偽物川小説大賞」によせて書きました。お題は「機械」です。

深夜シフトのコンビニバイトの話です。 自主企画「犯罪者が出てくるブロマンスを書いて欲しい」によせて書きました。 遅ればせながら、草森さん、お誕生日おめでとうございます。

複数通りの解釈ができるお話です。本当に怖いのは、彼が幽霊だったときか、それとも…？主人公のその後はご想像におまかせします。