「平安」を含む小説

小野小町と深草少将の百夜通いの恋の話。

日本一の大天狗と呼ばれ、平清盛や源頼朝をも翻弄したと言われる後白河法皇。 だが、その実態は果たして本当だったのかを考察いたしました。

今となっては昔のことだが、月の都の姫「かぐや」はひょんなことから「日本」を訪れることに。そこで性格に難ありの美青年「義隆」と出逢い、世話になることになったのだが……。 みなさん…

御伽草子『玉藻の草紙』を軸として、もしも玉藻の前が生きていたら？という視点で短編を書きました。 書くにあたって調査をする前から、僕は玉藻の前を悪者にはしたくなかったので、なんだか…

僕の名は田原総一郎、菅原道真の霊に取り憑かれし者だ。 今日も政治番組に出演し、一癖も二癖もある無双論客（チートキャラ）と討論（バトル）する。くそっ、どいつもこいつも問題発言ばかり…

世は平安時代。許婚との結婚を決められていた貴族の姫。そんな姫なことを心から愛する許婚。そして、月詠人としてこの町にやってきた1人の青年。3人の少し切ない物語。 ※前編と後編の2…

華やかな京の時代。その美しさから「春の姫」と呼ばれ慕われていた九条家の一の宮、紗依子は密かに文を交わす相手がいた──

推し活の起源。それは平安時代にまで、さかのぼる。 平凡な農民たちは、それぞれお気に入りの姫を推していた？ フィンクションだけどどこか納得してしまうかも。

平安末期、一ノ谷の合戦で敗れて囚われの身となり鎌倉に送られた平重衡。南都焼き討ちという大罪を犯した彼は、近く京に引き戻されて殺される運命。ひと時の慰みにと引き合わされた平凡な田舎…

「源氏物語」「紫式部日記」をもとにした異世界日本史。 「この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしと思えば」 時は藤原道長を頂点とする藤原氏が全盛期を迎えようとしていた平…

二本の刀と二足の草鞋が遭遇したのは京の都、とある橋の上。月が見え隠れする夜。好戦的な刀は草鞋に勝負を挑む。草鞋ごときに負けるはずがないと、刀は強硬な態度で押し通そうとするものの―…

宮廷文化が花開く平安の世。 雅やかな世界に似つかわしくない怒号と足音が、今日も敦時(あつとき)の屋敷に響き渡る。 「妖退治に行くぞっ!!　敦時、ついてこいっ!!」 「いや、その…

　訳ありの二人の男を、彼らが助けたサンカの少女の一人称で語る話です。

「羅生門」という物語があります。 それは、平安の世の寂れた京都を舞台に、どろりと荒れる下人の心を巧緻に描いた人間絵巻。 その末に下人は墜ち、暗闇の中を去って行った。 あの後…

※2022.2.21　短編「荒れしみやこに咲く山桜」を、この第21話と最終話として組み入れました。 和歌の才能なし、無口で容貌は平凡。読書だけが趣味。そんな目立たない男が、平家…

都も安全とはいえない末法において。 町はずれは、なおのこと。 旅が命がけなのは、 道中無事でいられる保証がないから。 けれどーー盗みをはたらく者にも、逃れられない苦しみがあった…

　国営の巨大人工知能「次世代シミュレータ」が、生まれるはずの子供を予測する近未来。根暗オタクのぼくの子供として予測されたのは、ギャルでビッチで生意気なJKだった。税金の控除とオタ…

その衣裳の裾を目に入れた人間は、己れの愚かさに涙する。 そう言わしめた雷鳴の中宮は、帝の寵愛を一身にうけていた。 玉藻姫が、大陸から渡ってくるまでは──。 帝の寵愛を奪われ、…

平安時代の日本で陰陽師として働いていた男がなんの因果かファンタジーあふれる異世界へと転生を果たす。 男の名前はサン・アースゲート。 サンは気づく。 世界は違えど陰陽師として培…

今はまだ幼い、光源氏の未来の正妻、『葵の上/葵の君』に転生してしまった、真面目だけが取り柄の武道系女子大生『葵』が、虚仮の一念と体育会系女子の勢いで突き進み、祟りや生霊、陰陽師、…