平安京 式神（しきがみ）日記

「源氏物語」「紫式部日記」をもとにした異世界日本史。

「この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしと思えば」
時は藤原道長を頂点とする藤原氏が全盛期を迎えようとしていた平安時代。道長は、その最後の一手となる皇子の誕生を待っていた。

不慮の事故で平安時代に生まれ変わった、わたし紅野 岬は、貧乏貴族の娘「末摘花（すえつむはな）」として、あの超有名な物語作家、「紫式部」大先生と一緒に、藤原道長の娘、彰子さまに仕える事になったのだ。
表面上はとっても優雅な平安時代。
でも実際、平安貴族って大変なんだよ。筆文字読んで、和歌も出来なくちゃいけないし、おまけに殿上人は大抵、性格悪いし。
後世のイメージとは全然違うんだから。

それはともかく、この平安京、光源氏とか架空のはずの人物が普通に実在してるんですけど…。