「記憶だより」を含む小説

というSFショートショートです。

記憶の一部を失って異世界に転生した青年ルーゼは、自らに「死んで耐性を得る」能力が宿ったことを知る。 同じような能力――「シジル」を持つ仲間たちと旅団を組み、滅びが間近となった世界…

久しぶりに実家に帰省した。 祖父の様子がおかしいと、父から連絡があったからだ。 ほとんどの時間を自室に篭りっきりになり、家族との会話もほとんどなくなってしまったという。 その…

☆最終話を手違いでデータごと消してしまい、書き直しました。内容はおおむね変わってないと思うのですが、記憶を頼りに書いたため多少の違いが発生しています。 ササラは辺境の村の魔獣牧…

二年に渡る独立戦争から六年経過した。大国から解放されたエピストゥラ公国の首都カラムスに住む青年アルフ・ナイチンゲールは少年兵として過ごした記憶に心を未だに蝕まれていた。 戦争だか…

珈琲を注文すると毎度思い起こされる記憶。 注文する度冷めた珈琲をその場に残し店を出る―― 3分間にわたる「僕」の回想。 1分間のYoutube Shortが流行する時代。 …

知らないところで目覚めた男。 近くにレンガ造りの建物があったので、入ってみたら美女と神がいた。 神はこの国をこれから作るので、手伝えと言ってきたが、 帰る場所がわからない男は住み…

【KAC2023参加作品】 お題「いいわけ」 拙作「アキバの探偵事務所には閑古鳥が鳴く」のサイドストーリーになります。 【あらすじ】 アキバの外れ、雑居ビルの2階にとある探偵事…

最近メディアでも取り上げられることのあるオオカミ信仰。すこし変わった見方からの考察です。

仕事に生きるアラサーOLの隅田川千鶴は、仕事帰りに誘われるように裏路地に入ってしまう。すると突然宵闇に引きずり込まれ、はぐれ者の猫が経営する不思議な食事処『猫の罪深い料理店』に入…

「時喰本屋」は、客から時と記憶を対価に貰う奇妙な本屋である。※「奇妙な～」シリーズ最終話

ブランカ・ウィグルスワース侯爵令嬢は肌も髪色も雪のように白く、その人間離れした美貌から貴白令嬢と呼ばれていた。また父侯爵と同様記憶眼と呼ばれる特殊能力の持ち主であり、学業成績の優…

聖女アリーチャは記憶を持たぬままいずこからか召喚され、魔王を倒し、そして悪女として追放された。王子の暴走と、魔王のいない世界で聖女は不必要という理屈からだ。戦争奴隷一人を供とし、…

――その生贄王子、返品してもいいですか……？ 　その日、予言の魔女メリルの元を訪れたのは、銅色の髪と金の瞳、端正な容姿ながらも不遜な態度の第三王子デュークだった。 　メリルは、…

　世界最強の魔術師の弟子である高校生、志条八尋はある日、自宅に血塗れの少女が倒れているのを目撃してしまう。 　密閉された空間で起きた出来事に魔術師の犯行だと判断した八尋は、世界最…

　高校一年生の主人公「加藤(かとう)啓一(けいいち)」の通う日野宮高校へ、人の心を持つという新型アンドロイド「ミオ」が、武村博士に連れられて人間とのコミュニケーションテストという…

　退魔師見習いの僕は本屋で自主練用の資料を探していた。そこでぬいぐるみを抱いた少女に出会う。彼女はすぐに視界から消え、僕も気にしなかった。 　その日の夜、謎の気配に追い出されて僕…

一度きりしか書かないだろうと思っていました、マリオ・ガルヴァーニ。脳筋というか素直というか愚直というか暑い男。良心的な人間ではある。が、いいわけのレベルが低い！ 今回のKACで…