「眠る」を含む小説

未奈には好きな人がいた。けれどその人とは結ばれてはいけない。 「月が赤く光るとき、私の中に眠る悪魔が目を覚ます」 淡雪さんの短歌をもとに作っています。（許可はいただいています。）

面白い話、不思議な話、楽しい話。不定期ではありますが、短編を時々更新しちゃいます。

【大まかなあらすじ】 小学5年生の晴斗は、雨男であることを理由に、親友だと信じていた友樹から拒絶されてしまう。 急に態度を変えた友樹に、晴斗はショックよりも怒りを覚える。 そん…

一度眠ると記憶を失う少年が唯一忘れずにいられたのは、ある日病院で出会った一人の女の子。 未来が見えると言う彼女と、正反対に過去を失う少年。 二人が出会うことで廻り出す歯車とは。 …

「俺たちの関係はあくまで、政略上のもの。ですので、よろしくしなくて結構です」 「……え？」 即位を前に政略結婚をする織雅（おりみや）は、とても困っていた。夫となる友好国からの入…

「＊ネタバレ注意」 キャラクター設定。モフモフ王　陸鳳。一見子供の姿だが・・・山の生き物の王。人狼　陸羽は、陸鳳の弟。兄との戦いで、片目を失う。血統を守る為、花嫁を探している。埃…

大正時代の夫婦の話

上港小学校の仲良し5人組は夏休みを満喫しているが主人公・大佐賀アスムは自身の勇気の無さに嫌気がさす。 そんなアスムは帰り道、1匹の喋る猫ヤ・プードゥと出会う。 ヤ・プードゥは異世…

主人公、市御　単《ひとえ》は１６歳の高校１年生。 Ｓ級探索者だった母を事故で亡くす。 身寄りもなく、途方に暮れる単《ひとえ》。そこに聞こえて来たのは母の声だった。 なんと、母…

偽聖女の濡れ衣を着せられ追放された元令嬢が北の森で暮らす女狩人に拾われて、別に親に愛されていなくとも生きていけるし誰かを愛したっていいし他人と家族になったって良いと気付く話

　『神話生物』、恐怖と狂気に満ちた《夢幻郷》の住人たち。海底に眠る邪神、生ける炎、這い寄る混沌。彼らは、人間の理解から最も遠い存在だ。 　そんな狂気の世界に挑む狂人たちを『探索者…

少年ヒョウの目の前に突如現れた、眠る女性を抱えた謎の青年。それが何だったのかを沙夜と確かめようとしたその日から街は化け物が現れた。 異星界から来たという緋翠はヒョウの目の前に現れ…

無駄にだだっ広い屋敷で平凡に過ごしていた少年、鳴苅弥景。 彼はとある出会いを果たし、不可思議な出来事に巻き込まれていくことになる。 例えば、木漏れ日の庭で眠るような―――。 …

「婚約者がお馬様だなんて、わたくし聞いてませんわァ──ッ！」 小国エイロスの第二王女、ライネリカ・ベルジャミンには、生まれた時から婚約者がいる。それはエイロスを属国とする大…

以前書いた、短編「私の大好きな人が、今夜もいい夢を見られますように」のスピンオフ的なものを書いてみました。 今回は優作目線です。

死後「汝は何であるか？」と問われ、クリアできなかった魂は悪鬼に捕食されるか、その悪鬼となり、飢餓地獄に身を落す。これが天国と地獄の審判だ。 現世において人でありながら、問答待ちの…

モデルのレイラは、ブサ可愛いと呼ばれている物を集めるのが大好きだった。 レイラのお誕生日イベントで、売れない時代からのファンから、ブッコローとトリというぬいぐるみをいただいた。 …

地球が産まれて植物が芽吹いた紀元前、今は北極の地下深くに眠る都市には現代で観測できる草花を含む少女の形をした植物たちが生き咲きを誇っていた。 中央聖国ブルーローズ・ブロッサムガー…

「ようこそ、ユウキ。私は魔王のシリア・ブラック。なぜあなたがここにいるのかしら？」 ユウキは、突然の異世界転生によって混乱していた。彼は不思議な感覚に包まれ、周りを見渡すと、そ…

「〈アラズ〉の神々の元へ。」 赤髪の若き男は死にゆくシカの魂に、 神々へ導きの祝詞を上げる。 男は森林に棲む獣を狩り、 肉とする猟師・ヨエル。 禁猟区の深き森、〈禁域〉で 珍…