概要
わたしには、この生涯を越えて愛を誓う、婚約者さまがいるんです。
「婚約者がお馬様だなんて、わたくし聞いてませんわァ──ッ!」
小国エイロスの第二王女、ライネリカ・ベルジャミンには、生まれた時から婚約者がいる。それはエイロスを属国とする大国が定めた婚約者で、成人するまで顔も名前も知らない相手だった。
唯一分かるのが、人間ではない、「神の国」と呼ばれる国の異形であるということだけ。
大国に呼びつけられ、従者二人と共に恐れおののきながら向かった彼女は、生まれて初めて婚約者と顔を合わせた。
そこにいたのは、翼の生えた喋る白馬、だったのである。
どうやらその白馬は、ライネリカが次代の国母として死する姫であることを、知っているようだった。
白馬の婚約者フィーガスは、ライネリカがエイロスに眠る国母の餌であることを伝え、生き抜く道を突きつける。
手を差し伸べる彼
小国エイロスの第二王女、ライネリカ・ベルジャミンには、生まれた時から婚約者がいる。それはエイロスを属国とする大国が定めた婚約者で、成人するまで顔も名前も知らない相手だった。
唯一分かるのが、人間ではない、「神の国」と呼ばれる国の異形であるということだけ。
大国に呼びつけられ、従者二人と共に恐れおののきながら向かった彼女は、生まれて初めて婚約者と顔を合わせた。
そこにいたのは、翼の生えた喋る白馬、だったのである。
どうやらその白馬は、ライネリカが次代の国母として死する姫であることを、知っているようだった。
白馬の婚約者フィーガスは、ライネリカがエイロスに眠る国母の餌であることを伝え、生き抜く道を突きつける。
手を差し伸べる彼
少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。よろしくお願い致します。
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