「ものではないです」を含む小説

つらつらと書き出していく。 積もりに積もったもの。 蓋をして見えない場所に置いてきたもの。 たまにはそれを取り出して、今の自分ならどうしたのかをぼんやり考えてみる……かもしれない…

エリノア・リリーは社交界で「置いてけぼり令嬢」と呼ばれていた。パーティーで婚約者のエスコートもなければダンスもない。婚約者にとってエリノアよりも優先なのは彼の幼馴染のご令嬢。病弱…

ちくたく、ちくたく、かち、こち。 今日も時計を見つめる糸子。 そんな糸子が見つめる先は―――頭の、上。 頭の上の、恋の赤い糸ならぬ、恋の時計。 ※2013年に小説家になろうで投稿…

2024年の文被31題に参加した140字小説をまとめたものです。

オルカトレーナーのサツキはオルカとともに空中に飛ぶコンビネーションジャンプの練習中、高く飛び過ぎて水槽の壁に強打。肋骨三本を折る大けがを負ってしまった。高さを求めたのはショーの完…

来週、家族と共に新居へ引っ越すことを予定している主人公。そんな彼女はある日、ひょんなことからシロアリを自称する昆虫と出会う。彼女の事情と申し出を聞き、主人公はその害虫を家へ招くこ…

おもしろだぶつものがたり 物 事 過去 未来 そして

　能力者はその実力をランクというもので可視化される。低い方からEからSの順で実力が上がれば、その分ランクも上がっていく。 　とは言っても、世界の人達全員が能力を持っているわけでは…

空中ブランコのベルのことを、知らぬものはこの街にいない。 完璧な四回転半の宙返り、しなやかな身体、大きな猫目。 どれも素晴らしい魅力だけど、それはどうでもいいことだ。一番大事なの…

★離婚を決意した夜に★

紹介文は書きません。その代わりと言ってはなんですが、横柄にも作者のつぶやきを書かせていただきます。 この作品は物語にしてはあまりに支離滅裂で、エッセイにしてはあまり作者の等身大で…

「この世界は素晴らしい。君もそう思わないかい？」彼女はそう言って、人生の幕を下ろした。

「苦悩と不安の現象学」からの一節。人間はみなイカロスである。４本足で大地に安定していた彼らは、やがて両腕を大地からはなし２本足で立つようになった。解放され自由になった両腕で空を志…

　向日葵や朝顔、蒲公英なんかは手に入りやすかったので常連で、他はだいたい親にねだって手に入れたものだった。 　コスモス、スイートアリッサム、センニチコウ、ナデシコ、ニチニチソウ……

作者も分からない、曖昧な作品になってしまった。一人の女が殺された。その女が何をたくらんでいるのか、実に曖昧な小説で、内容も漠然としていて、ただ、復讐というものが重なっているだけだ…

自主企画に応募する形で書いたものです。以前投稿したものと合わせて読んでいただけると嬉しいです。

夢分析するでもなく、深層心理が現れているなあ としみじみ思いました。 象徴的に出て来たものが、何を表しているか ということは調べていません。 夢はよく見るので、ときどき夢の話を…

甲田信次　14歳。一人称は俺。山梨県甲府市出身。まだ中学二年生だが、川中島の戦いについて研究している。 越海景満　14歳。一人称は私。新潟県上越市出身。中学二年生で、信次と一緒に…

狼な幼馴染の白野に噛まれる青年黒斗。お互いが大切な人同士だが、でも付き合ってる訳じゃない。けれど毎日のように噛まれてしまう。彼はきっと気づかない、それがなんなのか。 そんな日々の…

美少女先進種族(エイリアン)VS生物兵器系異星種(エイリアン)、近未来SFラノベここに誕生！ (三章からコメディ要素強めです) あらすじ 二〇五八年五月。ゴールデンウィーク真っ只…