「薔薇」を含む小説

「白薔薇令嬢」は、ユニコーンの世話をするためだけに育てられ、ユニコーンのいる箱庭に閉じ込められる。恋をできない彼女は「生贄」でもあった。 けれども彼女は言う。 「あなたのせいで、…

ある冬の日。 間橋 杏香（まばしきょうか）の営む花屋に、中学時代の同級生、倉科 大和（くらしなやまと）がやってきました。 プロポーズの為に花束を用意して欲しいという大和に対し、淡…

※この作品は番外編になります。 掲載中の作品である「薔薇に至る扉」のエドワード×エイトの短編になります。 本編の後日談にあたる番外編になるので、ネタバレを避けるためにも本編を読…

ある寒い夜。 美しい薔薇園を誇るあるお屋敷で、家の当主が殺されるという殺人事件が起こりました。これはそんな殺人事件があった日、お屋敷に居た人たちの奇妙でちぐはぐな証言集です。 誰…

　サリカは〈凶王〉と呼ばれ、暴君とされる若き美貌の薔薇王メラドネスの婚約者。かれの治世のもと、薔薇王朝は退廃の時代を迎えていた。しかし、それはメラドネスの政治の問題ではない。ほん…

デスゲーム【そして誰も……】の主人公に転生した男は本編度返しで黒幕の女子――坂之上緒薔薇とのラブコメを画策する。 が、サイコパスである彼女との関係を深めるのは中々に大変で…………

私は見た。あのニュースを───── 『突然の山崩れでトンネルの中を走っていた車を押し潰し乗客全員死亡が確認されました。警察によると昨日降った豪雨で土が柔らかくいつ山崩れがしてもお…

元カレに酷い扱いをされてきたOLの美奈の元に、謎の封筒が届けられる。『貴方の事をずっと好きです』と書かれた便箋とその同封物に、彼女は驚愕する。

不器用で空気の読めないところが自分とそっくりな友達。大の仲良しだったのに、ある日を境に距離が生まれ……。三年ぶりに訪れた公園で、友達の小さな秘密を知った杏は……。

「実は、薔薇のお花を貰ってるの、私」 　最近再会した学生時代の友人である美子。彼女の元には、毎年春になると差出人不明で薔薇の花が贈られてくるらしい。 　バイセクシャルで、恋愛に…

2022年５月に『龍に恋う四』『青薔薇アンティークの小公女』を同時刊行した際の、道草家守さんに伺ったインタビューを掲載。幅広いジャンルの小説で活躍する作家の、作品作りの源とは………

大学時代からの友人達が、結婚するという報告を受けた。 喫茶店で、友人の一人でもあり、今回の結婚の旦那にあたる優成と落ち合う事になった雨音は、彼に白薔薇の花束を贈った。 白薔薇…

　食べることが大好きな、首都トウキョウに憧れる蒔絵師の葵。印象の薄い顔だが、メイクをすると誰もが振り返るような美貌の持ち主となる。 　なかなか婚活が上手くいかない葵は、実家での…

　大国の国王ともなれば、ただの余興ですら大きな影響を及ぼすものだ。王都に住むということは、非血縁貴族にとって、絶景を崖の上から眺めるようなものであろう。 　赤薔薇か白薔薇か。 …

【性癖】サイケデリックな文体 【性癖】ナンセンスな情景

名家のお嬢様『楯楼流薔薇香』と彼女の同窓生『朝霧蘭丸』は迷比ノ宮学園に通っていたが、暴れカバに襲われた朝、薔薇香は露出した下半身を見て鼻血の大量出血、蘭丸は下半身を露出した恥ずか…

娼婦の胸には一輪の薔薇の花が咲いていた。 女はそれを心臓だという。 触れると確かに脈打っているのだった。 吸いついてくるような手触りに、わたしは心を奪われてしまい……

男の子だけでなく、女の子からもモテる所謂美型でカッコいい系の紫苑。彼女には、公認の彼氏もいるし、当たり前のように普通に生活していた。が、彼女には一生誰にも言わないつもりの秘密があ…

家庭では第二の主婦、クラスでは成績トップの６年生のアスカのもとに、田舎のおばあちゃんから誕生日プレゼントが……。