非常に読みやすく楽しい作品です。
淡々と色恋沙汰が続くのかと思えば、随所に差し込まれるコメディ要素によって読者はストーリに没頭していくことでしょう。
キャラクターは漏れなく濃い面子です。その辺りは筆者の熱いこだわりを感じずにはいられません。割と重苦しい題材なのですが、登場人物の多様さやそのインパクトは物語を軽く楽しいものとするのに一役を担っております。陰鬱さは皆無といえるほどに。
読者は直ぐにその世界観へと引き込まれていくことでしょう。冗談としか思えない遣り取りも、キャラクターたちが繰り広げるストーリーにも。
お勧めの作品です。一読すべきタイトルかと存じます。
飽きさせないテンポの良さ、絶世の美青年にまつわる謎の数々、主人公葵さんの変化しゆく恋心、と、見どころ満載の作品です。
読みやすく、お腹の底から笑うことができて、少しロマンティックで、更には美味そうな食べ物が次々出てくる。
まさに「疲れたときに読みたくなる、元気が出る作品」ではないでしょうか。
お仕事ものに近くはありますが、一件一件解決していくさまも単調ではなく毎回変則的で、展開の引き出しの多さに驚きます。
最終的にどこへ着地するのかまったくわかりませんが、それでもいい!あたし、最後まで麗様に着いていきます!!!!
社長の発言一つ一つに驚かされます。ナルシストだから、自分中心だということは分かっていても、次に何を言うのか、全く予想ができない面白人間です。そんな社長に少しずつ慣れていく主人公の心の声まで含めて一つのコントみたいになっています。
他の登場人物たちも個性豊かでキャラが濃いです。その中で、主人公はわりと普通の子という印象なので、安心できます(笑)
その人の抱えている過去や、意外な一面、隠された真実ものなど、表面からは簡単に見えないもの、という重たいテーマを抱えつつも、暗くなりすぎないのがいいなと思います。幽霊保護課の仕事では、いい感じに脱力させてくれます。業務内容は読んでからのお楽しみ。
ほのぼの、コメディ、たまにシリアス、な展開に、一度読んだら確実にハマります。ぜひ読んでみてください!
蒔絵師の家に生まれた主人公は、とんでもない高待遇の求人に惹かれ、そこの社長と面談を行います。「僕の美貌は地球を滅亡させる」と信じて疑わぬ華菱社長の課す採用試験の果てに、彼女は棺コーディネーターのスタッフ兼超絶ナルシストな社長の婚約者になってしまいます……
物語の序盤から面白要素の圧が凄まじいのですが、今作の面白さは回を重ねるごとにパワーアップ、いい意味で読者の心を捉えて離しません。
主人公&社長のコンビのほかにも、個性豊かな登場人物たちが、皆様を笑いと驚き、そして時にしんみりとした空気に案内してくれることでしょう。
個人的には華菱社長の専属執事の権田原さんと、黄色い頭飾りが可愛い麗子嬢がお気に入りです!!