「殺伐」を含む小説

「殺伐感情戦線」の「穴」、参加作品です。 幼いころ、半年だけ一緒に暮らした義理の姉に、半ば無理矢理開けられたピアスの穴と、そこにつけられた涙型のアクセサリーを外せずにひた隠しに…

七瀬澪(ななせ みお)は、幼馴染みの雨宮莉乃(あまみや りの)が見知らぬ男性とふたりで歩いているのを見てしまう。 ずっと一緒で、自分がいないと何もできないような子だったはずなのに…

「殺伐感情戦線」の「贖罪」、参加作品です。 閉鎖的な因習、『教導』と呼ばれる聖職者の教えに従って生きるとあるコミュニティ。その住人だったテレーゼは、ある日別の教区からやってきた…

「殺伐感情戦線」の「霧」、参加作品です。 山の奥深くのとある村。かつて若い女性を生贄に治水を行っていたというこの村には、今でも「治水」の風習が残っている。それを執り行う「雨務」…

「殺伐感情戦線」の「髪」、参加作品です。 想いをよせる相手・麻衣が、自分の妹とキスをしている場面を目撃してしまった「わたし」。教室で彼女に詰め寄り、激しく彼女を求めるのだが……

「殺伐感情戦線」の「約束」、参加作品です。 「ずっと友だちだよね」という、子どもの頃の小さな約束。あれから二十年して、その約束は思わぬ形で牙をむく。

「殺伐感情戦線」の「鋏」、参加作品です。 小指の赤い糸は、運命の相手と結びついている。そんなものに縛られたくなかった「わたし」は、自分の小指をバッサリと切り落としてしまう。する…

「殺伐感情戦線」の「慈悲」、参加作品です。 遠未来、人間が死滅した世界。地上には死の灰が降り注ぎ、人間たちは地下にひっそりと隠れていきている。とある少女は、人類に救いをもたらす…

「殺伐感情戦線」の「嘘」、参加作品です。 人間は大小なりうそをつくものですが、クラスメイトの烏丸さんは「うそなんてついたことがない」と胸を張って豪語します。そんな烏丸さんのこと…

「殺伐感情戦線」の「雨」、参加作品です。 目の前で、うなだれている「あなた」。 如雨露で、雨を降り注がせる「わたし」。

「殺伐感情戦線」の「翼」に参加させていただきました。 第二次性徴を迎えるのとほぼ同時に、背中から翼が生えてきた少女・琴美。高校生になった彼女は、成長と共に大きくなったその翼を…

殺伐百合の企画に参加するための短編集です。新作のアイデアを出す場になればいいな。

彼女は乙女椿を食べる。 百合を初めて書きました。 第十八回殺伐感情戦線＠殺伐百合投稿企画―「翼」参加作品です。

殺伐感情戦線第１７回お題「雨」です。 外付けハードがオシャカになったショックでちょっと間が空いてしまいましたが、飽きたとかではないです。 第１６回お題「嘘」とのキメラで、無理矢理…

殺伐感情戦線にて、SS名刺メーカーで参戦した時の作品です。 大体２００文字前後の短編で個別記事作るのもなあという感じだったので、こちらに纏めておきます。

真弓と雪芽は半年ぶりのデートに旅行を選んだ。深夜に車で出発して楽しくお喋りしながら目的地へ……の筈だった。降り出した雨は彼女達の気持ちも乱し、サービスエリアで足止めに。この旅行、…

タイ・バンコクで契約殺人業を営むヤーニンは、児童娼婦の少女ジャイとの出会いによって、今の仕事から足を洗おうと決意していた。

殺した数は数百と知れず、失敗は一度もしたことがないと噂される、凄腕の殺し屋――彼女はある日、行き倒れているところをアイと名乗る女に拾われる。それが悲劇の始まりだった。

二人の女子高生が相合傘しながら、考え事をする話です 第十七回殺伐感情戦線お題「雨」に参加させていただきました。

文月沙耶(ふみつき さや)は、恋人である卯月義則(うづき よしのり)と一線を越えようとしたものの、恐怖を覚えて躊躇してしまう。 それ以来、どこかぎくしゃくしてしまう義則との関係。…