「生きる 家族」を含む小説

未知のウイルスの出現から10年。 最悪の場合死に至るこのウイルスを、人々はいまだに根絶できずにいる。 私の「ほんとうの顔」を知るのは、家族や恋人など、親しい者だけ。 そんな世界…

ただ、好きに生きたかった。好きに生きたかったから社会人になったというのに、家族からの監視のような連絡や問いつめを受け、さらには追い討ちのような弟からの蔑みの電話。 家族からの説教…

　多くの人が当たり前と思っていることに違和感を持つことになった少年の物語。 　老いこそ望ましいと考えられている世界「ネヴァーマインド」。ネヴァーマインドでは長生きし、天寿を全う…

　多種多様な獣人が住む異世界。 そこでは獣人具合（人と獣の割合）はそれぞれで違い、人に近しいほど尊いと考えられていた。 そんな世界でほぼペンギンのラグナは蔑まれながらも懸命に生き…

スワンプマン（人間もどき）の棲む街で生きる人間たちの短編集 ───────────────── 　ある男がハイキングに出かける。道中、この男は不運にも沼のそばで、突然雷に打た…

「嫌いな相手にする行動じゃないよな、デートも。それなのに番号変えるって、相当な覚悟だろ？　本当はさ、神様に身を捧げたのは彼女の方かも知れないぞ…」 　木村さんの言葉が、核心をつ…

戦場での戦いなどで、今までの転生では命を絶つことしかしてこなかったドラゴン。彼は、敵とみなすとその時点で殺戮を繰り返す。例えそれが、仲間や友達、家族であっても。 ある日戦いを終え…

　高校１年生の『水葉（みずは）』は、水泳部の部活の練習中、あの忌まわしい８月１１日を迎えていた。その日、その地域で小さな地震があった。海岸線から近い学校のプールで泳いでいた水葉は…

ある日、主人公の落雪紫苑（さとゆきしおん）のもとに、ある死神が訪れ、1年という余命宣告をする。初めは、生きる活力を失っていたが、ある女性との出会いが彼を変えていく。よくある切ない…

私の人生って何？消えてしまいたい… 生きるのは辛い。だけど死ぬのも難しい。 そう思いながら過ごしてきた日々。 これからは 自分の「幸せ」を見つけていこう

以前こちらで公開していて、マイナビ出版から電子書籍化致しました自作が書籍化から３年経過、完結から５年以上経過したと言うことで、試し読み用に１章と２章の１話を公開致しました（こちら…

戦争が絶えないそんな世界で強く優しく生きる家族の物語

山中で起きた自動車転落事故。 その事故に巻き込まれた高校生の藍は、気が狂った仲間たちがお互いを喰い殺しあう場面を目撃する。その中には自慢の姉の碧もいた。そして、殺し合いの中に漂う…

「死ぬのはいいけど、痛いのは嫌だな……」 家族もおらず、社畜として生きてきた「私」は、古い文献を読みあさり、奇妙な自殺方法を発見した。 山の奥にある黄金色の湖に足を踏み入れれば、…

「ようこそ、最果ての園庭へ。君で――1万7217人目の到達者だ」 ごおんという鐘の音が響き、どこまでも真っ白な空間の中、目の前には執務机についたどこか聖職者を思わせるような服装の…

偏見の目で見る人はどうぞ 障がいがあっても 関係ない 私の宝物 毎日が幸せ 心がポカポカ

――――「またがない」四翼(しよく)は、ろくなものにならない―――― その村のものは、皆一様に翼をもって生まれてきていた。 対翼(ついよく)は、生まれながらに背に一対の翼を持つ。…

モリテ、それは貴族や王を守る護衛。 「死んで主を守れ」 モリテにとって主のために死ぬことは名誉な事である。 国王のモリテとして働く剣豪の父。 薬屋で働く回復師の母。2人の間に生…

以前、Twitterにて連載していたもの。『百鬼夜行帖』という作品の番外で続編。過去～現代を生きる“希思念慮”に憑かれたとある妖が、退治屋の一族と共に寄り添い生き、現代に至るまで…

ぬいぐるみと女の子をめぐる、ほんの日常の短編です。 「ゾエ」はぬいぐるみの名前です。 フランス語の女性名「Zoe (ゾエ、ゾーイ)」より、「生命」「生きるもの」という意味があり…