「りらら」を含む小説

主人公品川翔輝は若干26にして自殺した。そして気づけば異世界転生していた。 これほど嬉しい日は前世にもなかった。これから人生が約束されたようなものである。ちゃんと記憶も前世から…

姓をもたない異邦人の青年ロトは、学術都市と呼ばれるヴェローネル市で、便利屋を営んでいる。舞いこむ依頼はどういうわけか、いらぬ騒動を引き連れてくる。そして、時には、仕事でもないのに…

　五次元宇宙から侵略をうけた人類。主人公の《所長》は研究所で開発した《どこでもドア》によって招聘したヒーローたちの協力で反撃する！　滅ぶのは人類か、五次元宇宙か、ヒーローたちか。…

　こちらもかつて書いたもので、完結しているものを加筆修正してアップします。 　時は戦国時代、本能寺の変の翌年。沙衛門（さえもん）、るい、雨代（あまよ）が去った甲賀の村で、仲良く暮…

僕は青くない。そんなに鮮やかじゃない。僕は群青で、黒に近い。昔食べた身動きとれないくらい黒いガトーショコラみたいに。

古の世で命を賭して戦った勇者と魔王。 その戦いには一応の決着はついたはずだったが、光があればまた闇もある。黙したまま流れていく時の果てに、彼らの生は再び交叉し、それは即ち...熾…

田宮正和の一人語り。別作品「ハジマリの場、オワリの所」における登場人物の一人であり、いわゆる超能力者であった。相方として一緒に訓練をし、共に戦場を駆けた狙撃手である浅間ららとの間…

ある世界の魔王によって、つぶやくことを永遠に辞められなくなった「ららりわ」(作者)が思ったことをつぶやいて、いく正直どうでも良い話。

皇帝の前に引き出された少女は泣いていた。 「この娘で間違いないな？」と壮年の男。この国、ムルマーシュ皇国の皇王スサ・フォン・ムルマーシュが呟いた。 生まれてもいない俺に奴隷の嫁が…

　ひらがなで書かれた詩。 　あったか、やさしさ、まえむき。 　三つの心が、木漏れ日の魔法の源。

いつもと変わらない帰り道。 本当に何も変わっていないのだろうか。

節句や祝日に焦点をあてて、少しずつ書いていく短編連作です。 2014年からエター引きずって、とりあえずPW忘れた過去のページからサルベージしてきました。 レイティングは「とりあえ…

時は聖治三五年。 薬屋の娘・紅緒（べにお）は、突然父親に「嫁に行ってこい」と宣告される。 恋愛結婚に憧れる紅緒は断固拒否するが、その相手が『運命の赤い糸』を目にすることができると…

拙作「竜国記～ドラッヘシュテルン・サガ～」の外伝、後日談です。 晴れて結婚したレオンとニーナ。 しかしもともとの身分差から、レオンはなかなか敬語や態度がなおせなくて……。 本編…

　サボリがバレて本社を左遷された主人公、中村　信太郎。彼は左遷されたことがきっかけで結婚間近の彼女にも「今のお前には価値なんてねーんだよ。ばーか（意訳）」と言われ、振られてしまう…

人の記憶をのぞける能力(フラメモ)を持った俺は、転校先で学園祭の催し物から占い師役を任命されてしまう。おかげで占いを受けにきた女子たちのお風呂シーンがのぞける……じゃなくて、内緒…

市内197軒あるラーメン店が結集して、町おこしをしよう！

――その魔導師はのちに、「煉獄の王」と呼ばれた。 南の大陸にひっそりとたたずむ寒村・エヴァスト。そこの教会の地下で研究生活にいそしむ、ボサボサ髪の中年男。彼はごくまれにしか生ま…

「助けてください、そこをゆく旅のお方――！」いつもと変わらぬ下校途中、藤原藤太はオークの集団に追われた赤子を抱える少女を助ける。フランシスソワーズと名乗る少女は、自分を乳母だと名…