概要
仲間を殺して栄誉を掴め。七つの忍法が運命に向かってせめぎ合う。
こちらもかつて書いたもので、完結しているものを加筆修正してアップします。
時は戦国時代、本能寺の変の翌年。沙衛門(さえもん)、るい、雨代(あまよ)が去った甲賀の村で、仲良く暮らしていた七人の男女を突然襲った災厄。『伊賀越え』を甲賀者の助けで成し遂げた徳川家康が、伊賀者に続いて甲賀者を手中に収めるべく出して来た非情の密命。
互いに殺し合う事になった仲間達に対峙する、楓響馬(かえで・きょうま)とお苑(その)の向かう先は……?
『千手忍法帖』の第一話と第二話の間の物語。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
時は戦国時代、本能寺の変の翌年。沙衛門(さえもん)、るい、雨代(あまよ)が去った甲賀の村で、仲良く暮らしていた七人の男女を突然襲った災厄。『伊賀越え』を甲賀者の助けで成し遂げた徳川家康が、伊賀者に続いて甲賀者を手中に収めるべく出して来た非情の密命。
互いに殺し合う事になった仲間達に対峙する、楓響馬(かえで・きょうま)とお苑(その)の向かう先は……?
『千手忍法帖』の第一話と第二話の間の物語。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!地獄より黄泉がえり、放つは必殺の忍法
家康公の元より訪れた服部半蔵が、甲賀の忍者たちに告げる。
互いに殺し合いって修練の成果を見せよと。
楓響馬は里の仲間全てを殺せと命じられる。
『全ては甲賀の為』
忠義の忍びである彼の、仲間たちとの絆に煩悶する決着の行き先は!?
のびやかに勇躍する忍びたちの忍法がどれも格好いい。
敵を全て闇の沼に沈める『忍法 黒点波涛』
物理法則の理を逆に展開させる『忍法 不動殺し』
山田風太郎先生の『忍法帖』を思い起こさせるような言葉選びが素晴らしい。
忍法合戦の合間に差し込まれる忍びがゆえの悲恋なエピソードは艶っぽく、物語に華をそえており、せつなに生きる者たちの青春を感じます。
読み終わったときに…続きを読む