「時間 未来」を含む小説

人類はいつからか、時空を超えることができるようになった。その技術は確かに進歩をもたらしたが、同時に人々は人間性を失っていった。物質的な豊かさを求めるあまり、人々は情緒や感情、愛や…

モニタ越しに見えた世界は灰色。そんな月の明かりを見終えた。冬枯れの街路樹と落ち葉。季節は紅葉から雪化粧へ。雪だるまを作っている少女と出会う。目が会うと見栄えするような転び方をした…

２０１９年にできた会社でこれは姉が働いていた会社そこでは役職に就けるのはパートやアルバイトしか役職に就けずに正社員はこき使われる会社この会社は優秀な社委員が辞めていきずるがしこい…

いつも拙作お読みくださいまして、ありがとうございます。 マテリアルとナチュと並んで、こちら最古の作品になります。 年々遠ざかって行くあの頃を全力で切り取って残したくて、当時綴った…

玻麗国(はれいこく)、王宮外朝。 『学寮』と呼ばれる未来の官吏を養成する国家教育機関には、ある特殊な学び舎が置かれていた。 その名は祓魔寮。己の霊力を以って魔を祓う呪術師と、…

※ネタバレが含まれます。 　売れない女ギタリスト、メグルは突然異世界に。そこは魔物から、結界の魔石で街や村を保護する世界。 　メグルは美しい歌声を持つ記憶喪失の少女、カプリラと…

ディオは、妖精界で育った人間の青年だ。友人であり妖精界の皇子ロレットから、「妖精たちは人間界を侵略しようとしている」と告げられる。 ディオは戦争を回避すべく、人間界へ向かう。けれ…

昭和60年頃、受験戦争という言葉があった。受験生たちは教師から４当５落と言われ、睡眠時間を削り、登下校中も参考書を手から離さなかった。 まだ見ぬ21世紀は、どのような未来になる…

魔法の発展は必ずしも幸福だけではなかった。 宇宙より隔絶される地球。 あめつちとある事象と自然は停滞。 それだけではなく一切合切そこに住まう生物の流れも永久に刻むことなくなった。…

ワンライのお題に対する内容です。 【第5回フリーワンライ】　本日のお題 かわいい○○（○○は変換可能） -衣装交換 -憩いの時 寝起き -未来指向 この中から一つ以上選びます。

　とある貴族が宗教によって統治する、城壁に囲まれた城塞都市でこの時代では致死性の高い疫病が蔓延し街中に死者が溢れる中、実際にはなんの効果もない粉末を求めときには暴力に走る民衆、い…

　いいわけで満ちてしまった世界。嘘に嘘を重ねて、みんなありもしない幻を見ていた。そのマイナスはやがてバランスを取ろうとするだろう。その時が目前に迫っている。もう言い訳する時間なん…

ワンライ企画で書いたやつです。 実際には１時間＋１７分かかりました……。 急ピッチで仕上げたので色々と突っ込みどころはありますがお手柔らかに……。

　ある時、よくある「異世界ファンタジー」な世界に転生した「木城　遊（きじょう　ゆう）」は、自分が『ファンタジー・ワールド』―――通称『FW』というゲームの「豚伯爵」という異名で知…

未来の巨大循環型ドーム都市、サイクロタウン。そんな閉鎖された街の中で、笑ったり怒ったり泣いたり悩んだりとかしながら、なんやかんや暮らしている人たちによるショートショート連作。基本…

毎日18時に投稿して3月10日で完結します。 あらすじ この物語はきっと誰かが望んだ物語ではなく、誰も望まなかった物語。 でもその結末に誰も文句を言わず、登場人物として彼らはそ…

KAC2023第3回『ぐちゃぐちゃ』で書いたお話となります。スタイルをいつもと変えて描いてみたので、少し読みにくいかもしれません。

宇宙の存亡をかけて戦う『ひとりの勇者』がいた。 彼は、宇宙を守るため、外宇宙からやってきた『悪魔女』と呼ばれる、強大で巨大な悪意の塊と、宇宙で激戦を繰り広げていた。 そしてその場…

僕は二時間も電車に乗って、東京にやってきた。かつての首都には、まだ紙の本を売っている店があるらしいのだ。僕は、日本最後の本屋さんへと向かった。

恐ろしいほどに、たまたまの連続だった。 たまたまの残業で、たまたま時間の違う電車に乗って、たまたま本屋に寄り道した。 本当にただそれだけだったのに、懐かしい人に再会する。 KA…