「昭和」を含む小説

昭和50年、松沢小学校5年生の夏休み前まで、この界隈に住んでいました。当時は10歳でしたが、私にとっては思い出がいっぱい詰まった場所です。いつか郷愁の散策に出かけたいなと思うこと…

かつて家族は、守りあい、命を繋ぎ、資産を繋ぎ、心を繋いできた。 しかし、今、子供を産み育てるだけで、何も繋がず、一代限りの「使い捨て家族」になってしまった。 昭和から平成にかけて…

かつて美術界を席巻した天才、小松崎茂の訃報から弟子の徳次郎が彼の半生を追う物語。

雪が降り積もった庭で、はしゃいでいる娘を見ながら、俺はばあちゃんに出会った日のことを思い出していた。 子どもの頃、母の恋人が来るといつも外に追い出されていた。大したことじゃないと…

昭和、平成。 そう、1900年代の映画。 新しくない、古い映画。 オールドシネマを紹介します。 若いカクヨミの皆様には。 あまり、なじみが薄い映画ばかりかと思います。 私は…

私が「売薬さん」をやっていた頃の、ちょっとホロ苦い体験談です。

子どもの頃、私は旧遊郭跡で遊んでいた。 徐々に、遊郭の建物は壊されていき、街並みは変わっていった。 そして、この場所の象徴的な建物が解体されるとき、私は内部に入ることを許された･…

昭和チックな中小企業の跡取りに嫁いだ世間知らずな嫁の子育て 長男は海外、次男は甲子園のベンチ入りまでの子育て📓

「やっぱり僕はまたこうして君に会うんだ。1秒でもいいから、一目見るだけでいいと思ってたのにー。」 時代は昭和初期。一人の男、清鷹は絶望の淵にいた。愛してやまない女、吉乃とはもう元…

昭和時代中頃から平成時代に生きた男女の物語。 やがて令和になり、子や孫に囲まれ、ひっそりと生きる女性、かつ子の物語。

五十二歳の遠山富士美は、中学校の同窓会出席のため久しぶりに故郷の茅土市を訪れた。同窓会の席で、富士美はかつて恋人だったクラスメイトが結婚し、子どももいることを知る。 フィンディ…

1949年日本トウキョウ。 太平洋戦争の日本敗戦により、アメリカ軍とソビエト軍が、分割占領されていた頃の話。 ●戦争孤児である少年・少女たちの苦労し生き残ろうとする話です。 こ…

　　この物語は、実話を元にしたフィクションです。 　登場人物、名称、団体等は、実在のものと一切関係ありません。 　また、だいたいイカれていますので、冗談半分で笑いながら見…

昭和初期 財を成した企業家の息子・河原は妻・春代との関係に悩んでいた。 彼女は没落した華族の令嬢であり、 河原家は彼女の家名を"買った"事で手にした。 それは本当の愛と言えるのだ…

昭和の終わり、そして令和の現代を舞台にした短編ホラーです。 あまり怖くない……かと思ったら怖くなくなくなくなくなくない／(^o^)＼

一年にわたり送られてきた祖母の自伝。それは孫の私につながる大切なルーツでした。 昭和の田舎での祖母の生きざま、どうかお時間ある方はご覧ください。

1988年（昭和63年）2月に発生した名古屋アベック殺人事件をご存じの方は決して少なくはないだろう。 同事件は同年11月から翌1月にかけて起きた女子高生コンクリ詰め殺人と双璧をな…

怪奇現象はないし、怖い事も起こってないんだけど、謎すぎて怖い。 そういうボンヤリしたタイプのお話です。 ホラーのつもりで書きましたが、読み方次第ではホラーじゃないかも。 両親…