わたしの住む街にはこの手の建物がまだ現存し、現在も飲食店として営業中です。わたしはそうとは知らず、知人の快気祝いの席として、訪れました。何か独特の匂いがする。そう思ってたら、隣にいた先輩から、ここは昔、そういった店だったと聞きました。なるほど。この宴会の大広間に入る前の小部屋はそういうことだったんだ。ぬるくなった熱燗を口に含み、感慨にひたった思い出があります。建物から感じられる独特な匂い。好きですね。おもしろいお話を読ませていただき、ありがとうございました👀!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(228文字)
今では澄ましかえった住宅地になっている場所にも、どこかしら昔の遊郭時代の面影を残す場所が、地方都市や大都市の片隅に有ったりします。筆者はそれが故郷だと言う事で、文章に様々な思いが籠っており、味わい深かったです。ご一読をお勧めします。