「そとも」を含む小説

『あんたを虐める悪い娘に、呪いをかけてあげるよ』 　真夜中の0時。 　俺の部屋のベランダ窓に現れた黒猫は、そう言った。助けてくれたお礼らしい。 　俺はこの夢のような出来事が…

※前回公開していたものとは大幅に内容を変更して書き直したものです。 　主人公など主要登場人物は変わっておりません。 端麗な容姿、明晰な頭脳、主人への献身、細やかな気配り……理想…

大学生になり、念願の一人暮らしをすることになった北島司は引っ越しの作業を終え、のんびりとスマホを弄っていた。 「...あ、そういえばお隣さんに挨拶してなかったな」 インターホ…

出会いは、所属していた劇団の舞台共演者。出会いは最悪で大嫌いだったけど、いつの間にか好きになっていた。

ぼくと木元《きもと》くんと坂神《さかがみ》くんは、仲良《なかよ》し三人組《さんにんぐみ》。 川《かわ》へ遊《あそ》びに行《い》った、あの夏《なつ》の日《ひ》。 そこで手《て》に入…

働いていた工場が閉鎖されて、お父さんは友人に紹介された職場で新しい仕　　　　　事に就くことになりました。　知らない土地で慣れない仕事。不安なお父さんに　　　　　　　　　　　　　　…

元広告業界のクリエイティブディレクター。 アパレルマーケッターを経て、地方に移住。 地方都市で細ぼそ広報活動しながら、趣味で小説を書く。 遅筆すぎて、ほぼ読み専と化している私が、…

【完結】公爵令嬢アゼリア・モルガンは、とある夜会で銀の君と呼ばれる美しいレグザンスカ公爵令嬢に、そっと耳打ちされた。 「——この、泥棒猫（意訳）！」と。 慌てるアゼリア。まったく…

　猫のにゃんたは飼い主の詩織が大好き。詩織のそばにいるのが彼の幸せだった。 　しかしある日、交通事故で命を失いかける。 　そこに聞こえた不思議な声。 『そなたを生き返らせてやろ…

第一王子に対し、婚約者たる公爵令嬢の『悪行』を訴える少女と青年たち。ただ、彼女は知らなかった。 ※小説家になろうにも掲載しています。

「して、そなたたちは？」 　豪華な玉座に腰かけた王様が聞いてくる。 　俺は一歩前に出て一礼し、 「わたしはお供のぬいぐるみの精、名はユキノン。 　そしてこのお方こそ――」…

わたし、雪村緋芽。中学2年生。怪人サボリタイから地球の平和を守るため、正義の味方コハクイエローとして戦っているの。クラスのみんなには内緒だよ！ えっ？ 顔が赤いのはどうしてかって…

江戸末期という激動の時代。 歴史の闇に消えた、驚異的なテクノロジーを有していたカラクリ師たちの、知られざる物語。 古代機械文明より受け継がれた、奇跡の術ともされる"祖（そ）カラ…

高校一年生の下條翔はある日、放課後前の清掃時間にゴミ捨てをしようと校内の外れにあるごみ置き場に向かうと、建物の陰で泣いている校内でも美人と有名な高校二年生の七森霞を見つけてしまう…

オカンの日常と生態に興味があったら覗いていってネ。

とある神社の娘として生まれた少女。周囲の人々は、その神社を曰く付きだと噂する。大人たちは少女に言った。「決して、本殿の裏側に行ってはいけないよ」と。七歳になった少女は、大人たちに…

気概を忘れてうずくまることばかりに自らを費やしてしまうようなときに。

極度の潔癖症で一人暮らしの男子生徒、掃部一輝《かもんいつき》は、ひょんなことから学校一の美少女、朝宮和夏菜《あさみやわかな》に懐かれてしまう。 そして、学校では淑やかな圧倒的清楚…