「越えて」を含む小説

その樹は、世界で1番大きかった。 ヒトが生まれる遥か古から存在し、今なお成長し続ける。 長い長い時の中で、それは神と崇められたこともあった。 だがそれは長い時を生きすぎた。 ヒト…

わたしは、執筆活動に励んできた。しかしある日、努力が足りていないことに気付く。そのことを教えてくれたのは、わたしの〈憧れのひと〉だった。

〈ネタばれ〉 マッドサイエンティストな妹の究極の兄愛 危ない義理の妹に翻弄される兄の物語です。これ以上は紹介文で書けません、チラッ見で確認してください。 【一番、書きたかった…

食い扶持稼ぎに始めたバイトの雇い主が、どうもおかしい。 長身かつ大変に整った顔の所長だが、同時に特殊技能「ごみ箱」の持ち主であるという。意味が分からない。詳細を訊けないまま始まっ…

未愛（みのり）は、丸メガネをかけた女子高生。バスケット部で凛香と笑い、ラムネの甘酸っぱさを味わいながら、日々を過ごしていた。しかし、男の子との出会いは少なく、心にわだかまりを抱え…

自信作を自画自賛する質問企画への回答です。

　昭和時代前半の東京に、二人組の女性歌手のデュオが降り立った。某国から、日本での公演に招かれて。 　一人は、日本人の女。そして、もう一人は、星の淡い銀の光を束ねたような、白銀の髪…

囚われた修道僧　彼は夜に不思議な夢を見る 昔　通った古代カルタゴの遺跡‥ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 続く夢の中の情景は‥ 荒地、夜の時間　月明りの…

それは地球という星。広い宇宙の多くの星々の中にあって、そのひとつの太陽系の中に存在している「感情」というものを体験する極めてめずらしい星。これは地球の地上にある、とある場所の森と…

未だかつて恋愛を経験したことのなかった『キヨ』は、『ayaka』から度々送られてくるメールに返信していくうちに、次第に恋愛に興味を持つようになる。私的に営業を利用することに不快感…

春から花宮高校へと入学する一人の少年、黒崎桂馬。 彼のもとに突如として来訪したのは、法務省管轄青少女保護観察課の渡部という男だった。 両親と共に聞かされた言葉、決して逃れる事の出…

　時は６代神帝の御世。 　ひとりの皇子が生を受ける。 　後の７代神帝リュシオンである。 　彼はまだ未成年の子供の頃に婚礼を挙げ、世継ぎをも得たが、同時に正妃は失ってしまった…

平和な世界で暮らす、黒ネコのサクイと子ダヌキのワヘイ。しかし、最近は夜になると奇妙な地震が起こる。大好きな絵本の中身まで白紙になって……。それでも、いつも通りの日常を送ろうとする…

クロノヒョウさんの自主企画「書き下ろしエッセイ募集」に参加しようとしますたが、1000文字遥かに越えたうえ題材である「もやもや」が取ってつけた様な感になるますたので辞めますたすい…

　アンドロイドの普及が飛躍的に進んだ近未来に、独身のサラリーマン『響　恭平』の元にやって来たアンドロイドの『アミィ』。 　アミィは表裏のない素直な性格で、やや気弱で真面目すぎる…

ここは常夏の島国アジェンナ。 強大なカサンの帝国の植民地の一つ。 アジェンナの貧しい村で生まれたマル（ハン・マレン）は、カサン帝国の首都に向かう。 マルはカサン後教師のオモ・ヒサ…

※毎晩七時更新♪ ※こちらは賞に出せるように改稿した『十七歳の絆』です。この作品のストーリー構成は好きなんですが、四十万字越えなので、ストーリーを変えて約十五万字に改稿しました。…

主人公のアルド・ペルソナは、女神から与えられたチートで魔王を倒し、この世界の平和をもたらしたことにより、富、名声、女などを手に入った為毎日好き放題に豪遊三昧。 何時ものように、酒…

　還暦間近のまどかは、三十一歳携帯ショップの店長に片思いの真っ最中。といっても、恋愛などは望んでいないが、友達になれたらと思っている。しかし、携帯ショップの店長は、職業柄、客と個…

　地球を高度に模倣した仮想現実電脳空間【Ｉ・Ｅ（イミテーション・アース）】と、それを護る防衛用人工知能【カグヤ】及び管理者【アドミン】の話。 ※2024/6月追記 天蓋という設…