「家族 短編」を含む小説

心優しい誘拐犯の目的は達成されるのか？

　家族とのお花見の下見をするべく、近所の公園の「さくら広場」に来た僕。そこで出会ったのは……同じ姿かたちの、ドッペルゲンガー！？ 　僕と、もう一人の僕が、桜の木の下でくり広げる…

妹に対して過度な愛情を注いでいる人を指す言葉を『シスコン』と呼ぶ。 だからなんだ！一体それの何が悪い。悲しんでいたら励まし、困っていたら助け、泣いていたら涙を拭う。それは兄と…

私のパパは、いわゆる転勤族だ ２年以上、１つの土地でとどまったことがない だけど、高校進学したら、ついていけなくなる それなのに、パパは「好きな高校に行きなさい」ばっかり …

好きで聖女になったわけじゃない。 好きで王太子殿下の婚約者になったわけじゃない。 贅沢なんてしていない。 下働きのように、ただこき使われていただけだ。 家族の為に。 なのに……

男は事故によって家族を失い、一年経った今でもそれを引きずっていた。声が聞きたい。男は一本の電話をかけることにした。繋がらないはずの電話。そこから聞こえてきたのは、死んだはずの妻の…

見知らぬ場所で目覚めた圭介は、自分の体をまったく動かすことができずに「脳死」だと判定されてしまう。意識がないことを誰にもわかってもらえない恐怖と孤独。圭介の生を願う両親だけが、彼…

事故死した姉の四十九日を前に、ふと思い立ってラインで自撮りを送ったら、返事が来てしまった。 シスコンの妹と愛妻家の夫の、故人を挟んだ関係を書いた短編です。

黒井ルイは現在大学生3年生でありながらも平穏に生きることに嫌気がさしていた。友達はいるが遊びに行くほどではないくらい浅い関係。恋愛もしたことがない。家族からは愛され、今は双子であ…

一九四〇年代——。 第二次世界大戦の最中、日本国民は「日本は必ず勝つ」と信じて疑わなかった。政府の軍事政策は強化され、国民は我慢を強いられながらも日々を決死の思いで生きていた…

家族と大喧嘩して、真夜中に家を飛び出した少女のお話。

私は口裂け女。 怪異の里の掟で、夫にも打ち明けられません。 エイプリルフールの日。 私は人間を驚かせるのを、我慢できなくなって―― ※エブリスタでも公開中

　フランス人とブラジル人のダブルに生まれたカイは、武道が大好きな少年だ。 　母親が再婚してアメリカに住むことになった。その事でカイは父親と年上の姉と家族が増えることになった。 　…

ラノベやweb小説でいう「わかりやすい」ってなんなんだろう？ということを考える一環として、web小説の漢字の使い方について一般文芸や青空文庫に掲載されている作品と比較を行っていま…

小鳥遊遥翔は、病気で妻を亡くしてしまう。悲しみから立ち直れず、無気力状態になった彼の元に、ある日、銀髪の青年が現れる。彼は、姿を変えた妻だった･･････！？ 出会いと別れをテー…

第1話 他人の優しさ 第2話 心に刺さった針を抜く 第3話 淋しさ ◇待っているものは、私の求めているもの。生温い安穏とした日常生活で長生きするよりも、老女が選んだ選択の道と家…

稲津忠司は祖父の葬式に参列し、そのまま祖父の家の片づけをするつもりでいた。他の家族にも集まってほしい旨を伝えたのだが、ド平日の日中に時間を空けられる者は少なかった。忠司は無事に片…

死霊術師の物語。 よく死者に関わる、相手の「未練」を解決しに行く死霊術師（ネクロマンサー）の物語である。 短めの物語だと思います。10話で終わらせるつもり。 ちなみに、エモさだ…