死霊術師にお祈りを
ヨガ
序
これを聞くと、大体の人はこんなイメージが浮かぶ――死者への冒涜する職業だと。「アンデッド」を作って、世界を荒らす人達だと……
勝手に死者の死体を弄んで、いじって自分の助力にするとか、無理やり契約を交わせられて、自分の身を死体に守らせるとか、他に色々変なことをやらせるとか……
とにかく、あまりいい印象がないヤツらだ。
しかし――
「バルードさん。あなたは……『未練』が残っている。その『未練』は、私に聞かせてもらえませんか?」黒いマントに黒い髪の――まさに死霊術師のイメージである外見――綺麗な女性が空虚な声でそう呟いた。
普通なら、色々質問したいところだった……
けれど、俺――バルードが女性の問題に正直に答えた。
「……俺は、冒険したかった。」
――俺はこの女性と出会って、死霊術師に対しての「常識」が全く違ったということは、後々やっとわかってきた。
今の俺は、スケルトンだ。
スケルトンバルード、俺は死霊術師によって、「アンデッド」になっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます