「幻想」を含む小説

2012年の5月、天の騒乱過ぎて世間は安堵した。 彼らが強かに作り上げた幻想が結実した日でもある。

現実だったと思われる子供の頃の記憶を書き留め始めた。記憶野のピンホールから覗いたものは無焦点だし光量も少ない。だけれども、何かが感光して像となって出てきている。そうして焼いた写真…

満月と入力しようとしたら魔月と変換してしまいましたが、あながち間違いでもない気がします。

世界が終わる日。鐘の音が響く中、青年は一人の女と出会う。 「小説家になろう」にも投稿しています。

文フリ京都2020に書き下ろしたものです。 山尾悠子を意識した掌編幻想小説。

宇宙はビッグバンで生まれた。私たちはその宇宙から生まれた。自然に生まれた野生動物や植物が自然の一部なら、私たちも宇宙であり宇宙の一部だと捉えても良さそうですね。ならば私の言葉も宇…

大卒無職となった主人公が、ありあまる時間のなか、小学生時代を一緒に過ごしたはずの「たつみ」という存在をふと思い出す。 みずからの記憶を辿り、手がかりを得るために現実を徘徊し、そし…

「僕は母を殺した」 シュルトは"裁き"を求めた。彼らは"死"を知らなかった。 「俺を思いきり殴ってくれ」 デッドはあの日、あの海岸でそう言った 大いなる罪の果て、やがて訪れる最後…

自分の居場所が見つからない。 僕の住む世界は広くて、様々な人がたくさんいるのに、どうして、こうも、やるせない孤独感に苛まれ続けるのだろうか。 星の綺麗な夜、大学生の彼方は、一…

田舎の古びたバスで小学校に通う女の子。 その日だけは全てがいつもと違った。 トンネルの中には初めて見る世界が広がっていた。 手を引いてくれる男の子は誰？

なんやかんやあって、イケメンだらけのファンタジー世界に美少女ヒロインとして転生した中年おじさん。 説明はこれで十分。 現実世界でのおじさんのことなど、語るに足らないものだ。

「精霊に嫌われた」エルフと「聖霊に愛された」エルフの物語。 　生まれた時に守護精霊の加護を受けられなかった男エルフの『ミスティ』。エルフとしては当たり前のように見える精霊の姿も…

少年たちの熱い思いは幻想世界で花開く。 コロナ禍でプロ野球の開幕を夢見る2020年夏の物語。

毎年夏休みに大好きなおじいちゃんの別荘に行っていた僕。 でも今年はウィルスのせいでいけなくなっちゃった。 けれどビデオ通話のお陰でおじいちゃんに会うことができた。 話してくれたの…

月を売ってくださいと頼まれた少女のお話。 「小説家になろう」にも投稿しています。

つきなし　あやね 月無　彩音：この話の主人公学校をさぼり気味のjkピンクの髪は地毛で髪形をツインドリルと呼ばれるのを嫌う。 契約者は、ラミエル、最後の審判、真の幻想の支配、うち滅…

記憶と幻想の境目に位置する香港。まさに深海に漂う魔法の都市で、息子が消息不明になった。母親のモエは漆黒の九龍城砦に飛び込んで、得体のしれない深海生物と息子の足取りを追う。やがて息…

聖なる女神に選ばれた25人の勇者達。 彼らの使命はただ一つ。『魔皇を討ち倒すこと』。目覚めた勇者達は人類の存亡を懸けた戦いへと赴いた。そして、彼らは長き旅の果てに魔皇の前に辿り着…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16818093083068096599 　日本舞台だ…