「老」を含む小説

スヴェドボリ山の洞窟に三百年余り引きこもっていた老竜・オーケビョルン。 文筆家としての自作を世に送り出すためと、食料を調達するための外出以外はずっと洞窟の中で過ごして、石板に爪で…

古書と謎を蒐集する史料館。 推理を好む灰髪の老人と解答を厭う黒髪の青年。 二人の司書の元へまた一つ、事件とMysteryが集積されて来る。

ごはんも調べて 老猫が食べやすいごはんを買った娘達 ミルクも そして 痩せた猫を見て泣いた娘 あなたは 美しい

ある日、駅の階段で出会った老婦人からもらったものは…

魔法使いは忌み嫌われる──それがウェント・オールビィの生まれたアンドレイア王国での常識だった。 騎士の名門に生まれたウェントもまた、魔法使いという危険な生き物には絶対関わらないと…

とある事情でツーリングをしていた青年は、ひょんなことから某県F市にある村に足止めを食らうことになる。 気安く親切な老夫婦が、やや強引に勧める飯と酒。不意に意識を取り戻したらば白装…

昔、ある村に老夫婦が住んでいました。 ペットに雀を飼っていました。 ある日、雀が洗濯糊をなめてしまったので、怒ったお婆さんは雀の舌を切って家から追放してしまいました。 お爺さんは…

ばあさんや、これはなにかね

プロ野球パシフィックリーグで「最弱球団」と呼ばれ、4年目の春に突如、岡山で解散の憂き目にあった川崎ユニオンズ。その球団オーナーの政治家としての後継者として、修行をかねて球団マネー…

人と人ならざる者の間に生まれた少年は、ある老人から自らの命を狙う存在を知らされる。彼は家族や友人を守るため、孤独な旅路を選んだ。 少年はやがて知ることになるーー旅の目的、己の意…

このレストランが提供するのは、店名と同じ『L'Ultima Cena』という名のコースだけである。妻たっての希望で、退職金の1/4を振り込んで予約したその店を訪れた高原浩三郎は、…

路地の奥の奥に構える魔女ドロレスの店。取り戻したい『感情』がある人が訪れるその店にやってきた老紳士・フェリクスは、娘が結婚するというのに喜べないため、「喜び」の感情を取り戻したい…

仕事をクビになり野垂れ死にそうな私の元に、一人の老紳士が現れた。 「寿命を迎えていない人間に憑く偽死神を消して欲しい」 そう言った老紳士。 私は死神と名乗る紳士を利用しよう…

「cafe&bar あだん堂」に通う一人の老淑女の話。　※三角さんかくさんの企画に参加させていただきました！ありがとうございました。

ごくごく普通の家庭。 両親と兄と私、そしてペットのインコ、レモンとアオ、老犬のクロが織りなす日常。 四コマ漫画のような小説を書いてみたくて書きました。 インコと人間との、分かり合…

　『遠野物語』の「マヨイガ」の二次創作です。 　老刑事が語る本当のマヨイガとは？　そこで彼がしたこととは？ 　【公式自主企画】怪談・都市伝説・昔話の二次創作大募集！！ ～日本の「…

岡山駅前の路地にある酒屋・大野酒店。 ここは、昔からの酒屋で、立飲みもできる。 つまみは乾きものだけ。酒の種類も、そう多くは、ない。 経営しているのは、老夫婦。 かつては、国鉄…

　老人との付き合いが多すぎて、クラスメイトや女友達の友香に『老人系男子』とあだ名される高校生、忠清。 　忠清は近所に住む老婆、鈴の家によく遊びに行く。 　心優しい鈴は元書道教室の…

　ライティーザ王国、王太子宮図書館司書のサイモンは、自分がどこの生まれか知らない。覚えていないのだ。 育った村で、南の国ミハダルの民と同じ浅黒い肌をもつサイモンを受け入れてく…