「汚れた」を含む小説

　つむじ風のアッシ。 　一箇所の町に根を下ろさず、町から町へと渡る冒険者。 　擦り切れたマントの下は風雨に晒され、土に汚れて黒くささくれた皮鎧。 　何度も継ぎ接ぎを重ねた革の長靴…

　行き場を無くしてしまった、或いは追放された未成年者が、最後に辿り着く街が舞台。 　銃火器から刀剣、電子機器を用いて汚れ仕事を完遂させながら、生きる為に死ぬまで金銭を稼ぐ彼らは新…

　暗殺、護衛、諜報、捕縛――。 　王国の暗部である「機関」のエース、トゥエイトは、国のため、あらゆる汚れ仕事を請け負い、勇者の魔王討伐を影から支えた。 　トゥエイトはやがて勇者…

大国コロルの傭兵であるコダは、国を襲う「害獣」有翼人とその使い魔、有翼人亜種の討伐に日々明け暮れていた。 ある日、討伐を終え帰路につく乗り合い馬車の中から、一人の薄汚れた少女…

『それでも朝日は昇る』番外編。本編の読了を前提としています。 大陸統一暦1219年。拉致されたアルバ第一王女・オフェリアは、ガルテンツァウバー帝国とグラウスの操り人形となってい…

最近いろいろ思うところがあり、カクヨムに出逢うまで野外で弾き語りをしていた頃のことを思い出し、その頃の気持ちを書いてみました。弾き語りって、こんなんです。こんなとこから、走り出す…

恋人の為に殺し屋を引退した青年。 しかし、二人の幸せな生活は長くは続かない。ある日、異世界から来た謎の男に恋人を拐われてしまう。恋人の借金を返済し、謎の男から彼女を取り戻す為、彼…

階層が強く残る国、ミオラバ。その国の最下層は地図にすら載ることがない汚れきった町だった。『墓場』と呼ばれるその町で主人公のエリスは恐れられている男と出会い自分の運命を変えようとし…

※なろうで完結したものを、すこし改稿しつつ投稿していきます。文字数は30万文字です この世界には様々な魔物がいた。それを討伐し、報酬を得る。または、金等級まであがり王家に仕える…

宇宙の果てにある小さな惑星では、何度も文明が発展しその度に滅んで行った。 惑星を照らす恒星は既に死に、宇宙には人工で作られた太陽が照らしている。 化学の発展と共に外気は汚れ、人々…

ジョブゼ隊の管轄従者・エルザベルナ。 彼女は優秀な女騎士だったが、悪霊との戦いで自分に憧れを抱いていた部下を失い、挫折を味わう。 組織に顔を出さなくなったエルザベルナと話をしに、…

魔法と蒸気機関の発達した世界に君臨する帝国。 その首都である帝都は世界有数の栄華を極めた都市であり、同時に汚れで満ちた都市でもあった。 ある夜、帝国政府の高官が密会中に殺害された…

力が抜けてしまった男

全6話。各話15分、5話6話のみ追加記入部分あり。 逸可(いつか)…通称いっちゃん。体力も知力もずば抜けて高く、鳶職から総理大臣までこなせる。本人は極度の共依存体質であり、共依…

「殺伐感情戦線」の「血」参加作品です。 婿養子の娘というだけで、本家から疎まれていた小夜子。実家を離れて暮らしていた彼女はある日突然本家に呼び戻される。それは、顔も知らない本家…

…この世界には、現実世界と、異世界の二つが存在する。 二つの世界は、転移点と呼ばれるワームホールで繋がっていた。 本来はほとんど交わることはなく、歴史上極稀な例を除きお互いの世…

主人公の雅客柚黄（がかくゆずき）が目を覚ましたそこは、ある廃ビルの一室だった。 肌を刺す寒気に身を震わせた少年は、自らの腕が拘束されていることに気が付く。 周囲を見渡し、状況の把…

自作『珈琲は月の下で』の番外編です。 本編も併せてお読みいただけると、心が汚れます。 （マルグリットの場合は、安全地帯です） 本編（R15)は、こちら↓↓ https://ka…

本作がワイセツな小説に見えるのなら、それは貴方の心が汚れている証拠です。 ※この短編は、下ネタを遠回しに表現する技巧と面白さを競う「帰ってきた！双葉屋小説大運動会」応募作です…