「伝承」を含む小説

【完結】科学と魔導が織りなす世界。そんな世界で、アスカには一つだけ才能があった。それは、精巧な魔導具を作製できる魔導具士としての才。だが、『かつて魔導具士は恐怖で世界を支配した』…

祖父から習った『導引』を使い、整体の店を始めた冬子。亡くなった祖父は幽体となり黒猫のあずきちゃんに入り冬子を見守る。父母も仙術を極めていて、陰ながら冬子を見守る。とまどいながらも…

　俺の旦那は地球外生物らしい。 　らしいというのは、彼らがこの地球に来たのは何代も前の昔のことで、俺の旦那もその両親も地球生まれの地球育ちな完全な地球っ子なのだ。 　なんだかよく…

上京して二年。二十歳になった僕は、高校の同窓会へ赴くため、久しぶりに地元「岡山」へと帰省する。 華々しい大学生活を送るかつての級友たちに劣等感を覚えつつ、一人寂しく飲んでいた僕に…

　樫の森の妖精王サルヴァンの弟子レイヴンは、小人のボルトとともに、遠く離れた西方の山脈の調査を命じられた。古代王国の遺跡を探しだし、そこに眠る〈黄金の騎士〉の存在を確かめよ、とい…

妖怪—―それは日本に古くからいるとされる人智を超えた不可思議な力を持つ存在。 伝承上にしかいない存在だと誰もが思っていた。あの事件が起きるまでは……。 京都の中心部を大量の妖怪が…

舞台は現代。『教会都市ドレスロー占拠事件』のその後的なやつです。でもぶっちゃけ知らなくても大丈夫です。 例によって、台本での性別指定は特にないので、全登場人物どちらでもお好きな…

進路に悩む大学三年生の邑中アキラ(むらなかあきら)は夏休みに入ってすぐ、祖父母の家がある小井崎(こいさき)村へ足を運んだ。 そこでアキラは初恋の女性・文月莉子(ふづきりこ)と久々…

昨年noteで公開していた作品です。 思うところがあり「下書き」に戻していたのですが、勿体ないので、カクヨムにお引越しさせました。

現実超常ドキュメンタリー特派員製作委員会に送られた一本の投稿映像、そこには神秘的な龍の姿が映し出されていた。我々は撮影された水御の池に向かい、そこにいる水龍の撮影を試みる。しかし…

桜木美月は、親友の葛原加代と共に、美術の授業で公園に桜の絵を描いていた。 そこで、美月は桜の樹の下に、美しい少女の姿を見る。少女は願いを口にする。そのことを美月と加代は調べると、…

　2050年、地球にのちにダンジョンと呼ばれる次元の裂け目が開いた。 　そこから大量のモンスターが溢れ出し、人類は1度滅亡の危機に立たされた。 　しかし人類は、ダンジョンが発…

公爵令嬢のリリアナは愛する婚約者に婚約破棄をされたあげく、災厄の竜の生け贄になれと言われてしまう。 国内には疫病が流行っているのだが、古来からの伝承によると、この竜に生け贄を捧げ…

現在、NOVELDAYSにて 現代SFミステリー：偶然を装う必然か【霊ろ刻物語（上）継承の章】で公開中のためカクヨムはお休みしています。 https://novel.daysn…

｢きっと、千石さんに話すために取ってあったんですね｡」 令和四年・五月――千石杏香は奇妙な話を聴いた。それは、ある社会問題に関わる知人の証言だった。今から二十年前――平成十五年…

呪術師の家系に生まれた娘が珍妙な儀式を行う話 アイヌ民話を読んで胸を打たれ、思いついたので書きました。

東京都内で占いの館を営む、占い師の少年、九条ヨミ――。 警視庁で新設された特殊な部署の女性警察官、君島真奈美――。 的中率が高いと評判の占い業を営む九条ヨミは、人間不信であった…

夏休みも終盤に差し掛かったある日、男子中学生・景は友人の秋也から誘われて近所の雑木林で肝試しをすることになり…… 第３回角川武蔵野文学賞ライトノベル部門参加作品。

海水浴シーズンを終えた浜辺に、顔を潰され、腹を裂かれた遺体が転がされる。野生動物の仕業とも思えない無惨な遺体を作った犯人探しに奔走する警察官、奇妙な依頼を請け負う私立探偵、そして…

御岳山に伝わる「お犬さま」の伝承を、現代風に解釈＆小説にしてみました。