「1980」を含む小説

ある日本人男性の1970年ごろのお話。 天野蒼空嬢の主催する「第１４回空色杯」向けの作品です。 一話が５００文字未満の部 二話が５００文字以上の部 今回も二題噺です。 お題は「…

1980年代後半に女子高校生だった蘭子には、現在女子高生の娘がいます。

大国と呼ばれる国々では、1950年代初頭から長年に渡ってひとつの研究に膨大な資金が投入されてきた。 学問では超心理学といわれ、有識者からはオカルトと批判されるようなパラノーマル…

我慢、忍耐、辛抱。19８0年代、暴走族や走り屋が闊歩する不良時代が到達していた。 警官達も手を焼き、検挙数は比例して鰻登りだった。そんな時代に馬新零夜《ばしんれいや》という伝説の…

『俺のスター列伝』は、1980年代に小学生だった私が憧れたプロレスラーたちへの愛と敬意を込めたエッセイ集です。アントニオ猪木、ジャイアント馬場、スタン・ハンセン、タイガーマスク、…

令和時代。私は地下アイドルグループ最後列の落ちこぼれだった。 そんな私が突如、昭和にタイムスリップ。 ソロアイドル全盛期の1980年代。 全盛期の終わりを迎える1989年ま…

　サーカス団で働く少年ルーディ。彼は水や炎を操る奇妙な超能力を持っていた。 　だが同時に記憶を失っており、頭に残っているのは、自分の父親らしき男が何者かに撃たれる瞬間のフラッシュ…

１９８１年の夏。 短期里親で泊り込んでいた少年は、母親らと出かけた。 そこは、岡山市南部へと向かう、岡山臨港鉄道。 旅客営業の終点は、岡南元町駅。 その前年、１９８０年秋の大学…

ある県立高校に通う女の子、三隈（みくま） 友達もいない。 両親もいない。 何もないうつろな日々を過ごす彼女。 何もない彼女が出会った一台のオートバイ。 時代を作った名車と呼ばれる…

自分自身とは何なのか。神とは何なのか。世界の真理とは何なのか。人類とは、科学とは、何なのか…… 1980年代、ソ連の超深度発掘調査によって地底に巨大な空間があることが発見された…

ブルーハーツの登場から宇多田ヒカルの衝撃。そんな歴史を内包するあいみょん。誰もが同じものを見て笑った1980年代テレビの隆盛から、史上もっともCDが売れた90年代へ。 昭和から…

若すぎる男女が、欠点がありながら恋愛を成就させていく物語。 互いの身体を求めあい、精神的不安定に苛まれながら、彼らは乗り越えていく。

「古き良き時代の反逆者」では、昭和の輝きを追い求める一人の少年の物語が繰り広げられます。孤独という影に包まれながらも、偶然耳にした一曲の歌から1980年代の伝説のアイドルに魅了さ…

不動産価格が高騰していた1980年代、都心からはるか遠い場所に無数の住宅地が造成された。今や買い手も付かず、原野に還りつつあるそんな住宅地を「限界ニュータウン」と呼ぶ。しかしそん…

人類が打ち上げた、地球にはもう帰ってこないはずの宇宙探査機が地球に戻ってきた。 時を同じくして特殊超能力“ペイシェント”を持つ者たちが出現し始める。 能力者たち“パイオビッカー”…

オートフィクション。実際に自分の身の周りで起きたことを元にしつつ、完全なフィクションとして「もしかしたらあり得たかもしれない」世界を描く。とはいえ大きな話はない。思い返すとあの頃…

２０２０年、新型コロナウィルスで日本中が大打撃を受けた。まっさきに直撃したのが、新宿・歌舞伎町である。 最初のクラスターが新宿歌舞伎町であったためだ。 コロナ関連のニュースで連日…

白昼、酒場で金を使いすぎて、帰りの電車賃を失ってしまったA氏。道行く人に金を無心し、物を売りつけたりするのだが……。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1980年執筆

学生時代から続けてきた左翼活動によって定職が決まらなかった私は、最近ようやく小さな飲み屋を開くことができた。同人誌の集まりの帰り、電車に乗った私は一人の女と出会う。電車の中で化粧…

1928年 4つの王国があった世界。 リホ、エスカーク、クラスティ、アーラ これらの王国には強力な戦士がおり、「クラスティ」が「エラ」と同盟して「リホ」と「エスカーク」を征服する…