「まじない」を含む小説

唱えるだけで、またはちょっとの手間で出来る呪文やおまじないを調べて集めてみました

主人公の隆は子供の頃、病気になると村のまじない師に連れて行かれた。日本の田舎では長く、加持祈祷が病人の支えになっていたのだ。 隆のクラスメイトの母親が、村人の祈りも空しく病死した…

送り火を憎んでいる先輩に付き合う後輩の話です。ガリガリちゃんを食べたり、雨を願ったり、執着したりします。 ※『氷でお祓い』は以前上げた『氷でまじない』を書き直して完結させたもの…

高校二年生の桜井慎太郎は吉川ゆみ子のことに想いを寄せている。お節介同級生、羽田真衣は二人をくっつけようと、地元の恋愛成就で有名な「壁様」に慎太郎を連れていく。慎太郎は半信半疑なが…

平安の猫の話

都でまじない師を装って過ごす隻腕の美少女リリィ。 彼女のもとに、ひとりの男が尋ねてきた。 「死んだ恋人を生き返らせてほしい」――― 男のその願いを受け、リリィは立ち上がる。 …

ホラーという珈琲にミステリーというミルクを入れてカフェオレ（作品）にしてみました。珈琲タイムの息抜きにでも読んでいただけたらありがたいです。一杯どうぞ。

安倍　晴明のライバルと目され、民衆に慕われた、もう一人の天才呪術師・蘆屋　道満。 彼は女であり、清明の想い人だった。 「ねぇ、魔女の隠れ家って知ってる？」 「何それ？ …

中学２年生となる少年、千晶は不慮の事故で両親を亡くしてしまう。 自らの目の前で。自らも脚に傷を負い、何とか生き延びたものの心に大きな傷を負ってしまった。 たった一人残された子。茫…

奈津は小さな市だ。 人口は15万弱で、歴史的遺物も見つからず、これといった観光が存在するわけでもない。 列車の路線と路線を繋ぐ、乗り継ぎ地点の駅に商業施設があるのと、国道沿いの閑…

（改題しました。旧題はサブタイが前に来たりしてました）リタは22歳。考古学研究所で繊維製品の復元の仕事をしていた。そんなリタは、体調を崩したおりに「あと二年で子供を産めなくなる」…

　僕、ことアダンは、世界で一番美しい海と評される「最果ての海」に面した集落で、平和に暮らしていた。 　ある日、「夢魚」と呼ばれる、どんな生き物にも似ていない不気味な生き物を浜で拾…

天に御座す黄龍帝が創りし中つ国には、白、黒、赤、青の四龍が治める国がある。 中でも特に広く豊かな大地を持つ龍湖国は、白黒対の龍が治める国だ。 龍帝と婚姻し地上に恵みをもたらす瑞…

戦う力を持たない青年ルミー・エンゼは、冒険を生業とする人々を助ける“支援者”として過ごしていた。 開拓者支援店【アメトランプ】を構えて、馴染みの客を見送る毎日。 そんな中、半ば無…

魔法協会末端員の剣士ウツロ＝ハイイロは すべてのおいて面倒くさいことが大嫌いの省エネ主義だった。 でも大丈夫、 この魔法協会は『大手』だから 『大手』なら最低限こなしていれば問…

　この世界に当たり前のように体現し、しかしほとんどの人間には視えない”霊”と呼ばれる存在。 　生前の怨みや未練、その強い念から生まれた霊がもたらす災厄に対処する術が呪術であり、…

主人公の女の子、玲玲は占い師になるため、占い師育成学校に通っている中学一年生の女の子。同い年で幼馴染の台湾人の紫釉くんとは両想い中です。まだ、見習い中だから、ときどき無料で占って…

わたしの仕事は、聖書を片手に 迷える子羊たちを地獄へと突き落とすこと。 誕生日の朝に蛍光灯が寿命を迎えた。 そんな日であってもわたしは仕事をする。 母を亡くした日から、 …

「第24回ルビー小説大賞」参加作品です。 ＜あらすじ＞ 異世界召喚は、いつも突然やってくる。 気がつけば通算九十九回目、それってちょっと多すぎない？ それも勇者ポジションなら解る…