「藩」を含む小説

時は江戸。山奥に住む変わり者の侍、紅床 虎和（くれとこ とらかず）は、藩主の娘である桜から「自分を守ってほしい」という依頼を受けてから、藩内に潜む数多の怪異に立ち向かう事になる。…

側用人・柳沢保明の笛指南役・愛洲仁介。卓抜した美貌を保明に愛される彼は、実は水目藩に仕える江戸望月忍の頭領。藩を守る為の筈が、仁介も保明を愛してしまい、兄に背く恋に苦しみながら、…

彦根藩の藩士である久平次は、発明家でもある。 あるとき『陸を進む船』の噂を耳にした彼は、それを自分も作ってみたいと思い、調査を開始した。 手伝ってくれるのは城下町で駕籠を担いでい…

「 あそこの警察署、めっちゃ優秀なんだってー！ 」 「 マジで？ 」 「 うん、なんか噂で聞いた 」 優秀と噂されている警察署 その名も 【朔藩警察】 個性が強く、責任感の強…

〇どんな話か 海を隔てた遠い島国「恒和国」に憧れるマグノリアは、結婚から逃げて恒和国にやってきた。そこで出会った若い武士との交流で、恒和国で生きていきたいと思うようになる。恋を知…

1話　倒幕を目指す天誅組、城下町を守りたい高取藩が鳥ヶ峰で戦う。 2話二本松藩

盲目の男『石』は、《つる》という女性と二人で旅を続けている。 旅の途中で出会った女性《よし》と娘の《たえ》の親子。 二人と懇意になり、町に留まることにした二人。 その町は、尾…

夫を失い、子を二度も失って、仏壇のまえで供養の経をあげるだけの毎日を送っていた信玄の娘――見性院のもとに、慶長十六年のある日、奇妙な依頼が舞い込んだ。それはなんと、家康の孫を預か…

藩烏国の南北に走る街道が一点に集まる街、姻寧。 古くより近隣国屈指の要所として栄える姻寧の街は現在、とある『商会』によって仕切られている。 霜天商会の裏方……黒社会における『…

幕末。窮地に立った会津藩のため、精一杯戦った白虎隊士とひとりの少女の小さな恋の物語。 大好きな人から託された初めての頼み事は、つらく悲しいものでした―――。

「逃げてただけだね、君も。何より僕が」 戦場の魔女〈マギエル〉と呼ばれた少女と、悪魔を意味する戦闘機《ラルウァ》に乗る少年。 大人たちの正義と欺瞞と思惑に溺れながら喪っていく過…

　仙台伊達家平士頭の佐藤源之介の妻奈緒が三つ子を懐妊した。畜生腹は忌み嫌われる。佐藤源之介は、三つ子の一人を親戚の木村玄太郎と香織の夫妻に育ててもらう。三つ子の長女は八重、次女は…

江戸時代中期、加賀藩を舞台に繰り広げられる愛と義務の葛藤。藩の重職に就く夫・浅見晴貴との冷え切った関係に耐えかね、桜庭凛音は静かな生活を求めて屋敷を去る。だが、再会した幼馴染の目…

さて、宮本武蔵です。 この徳川三代の時代に剣豪として存在したのはまちがいありません。 吉川英治の大ベストセラーによって宮本武蔵は有名になりました。 ・・・有名にされてしまったと言…

幕藩体制が倒れなかった異世界”豊葦原”の”灯京都”に住む女子高生福田萌子は 奴隷市場に、”女中”の奴隷を買いに行く。 だが、そこで脱走した外国人の男奴隷サラームの巻き起こしたトラ…

主要キャラクター: 澪（みお）: 20歳。幼い頃に両親を亡くし、神社で育てられた。巫女として町の人々を守るために日々祈っているが、心の中では篤郎への恋心を秘めている。 篤郎（…

四十を過ぎた羽縄藩の武士、横田参蔵。武士の身分を親の金で買ったことと、勘の鈍さで周囲から距離を置かれている。そんな彼が、藩主の隠し子で平民の若者、巳之吉が士分を金で買うのを止める…

午鉄藩月ヶ瀬町で青物問屋を営む伊兵衛は、食意地の張った商家の旦那だ。妻の藤には頭が上がらず、女中のさとや丁稚の四方吉にも舐められきり。しかし——奉行所の黒木の頼みで辻斬りを捕まえ…

元武士の篠塚志四郎は、二十年前に自分をはめた男、真壁摩利俊に復讐する機会を得る。しかし彼も政争により藩を追われ、病に得て、死を待つだけの身であった――

　立花記という軍記物があります。 　現在、武将として有名になった立花道雪こと戸次鑑連を主役とした唯一の軍記です。 　この本には誤りも多いですが、それを補って余りある特徴が１つあり…