「終わりの日」を含む小説

テーマ『卒業』作品二作のオムニバス的なやつです。 ※　本作は元々声劇用に書いたシナリオですが、SSの感覚で楽しんでもらえれば幸いです。 以下、各話詳細。 『あなたと二人、卒業式…

一日の終わりは安らかであって欲しい 静かな幸福感で満ち足りていたい なんでもないことが幸せで、それは たとえば、美しい景色をいっしょに見ることなのだ ４０字×４０行で書くショート…

唐突に思い付いた詩。 疲れた日に寄り添えれば。

ある部活終わりの日、俺は天使に出会った。 彼女とは一瞬の間だけの関わりだったが、俺の心の中にはずっと彼女が残っている気がした。

「疑似兄弟」が与えられる町。18歳の誕生日を迎えると、「疑似兄弟」である人形たちは停止する。 終わりの日に、「兄」と弟、ふたりは何を思うのだろうか。

【KAC2022「日記」】 ハルカはいつでも日記を書く。ひと月後に隕石が衝突することが決まっていても。 書くことへの意味と祈りをこめて。

世界の終わりの日には、雨が降っていた。 やり残したこと、あった気がしたのに。 【2015年作品】

やつが転校してきた日を、僕らは「始まりの日」と呼んだ。 ――絶対に当ててやる……！ ――うそっ……だろ……？ ――今まで出会った奴ですごかった奴？　鈴木かな ――勝ち逃げは許さ…

入社二年目の新人の冴えない会社員の雅大邦彦は出張でとある旅館に来ていた。 商談も終わり、もう日を跨ぐ時間、もう寝ようとふらふらになりながら床に就く。 夢の中で自分はどこかに走って…

その町は東西に伸びる大通りを中心に、東に巨大な工場、西に墓所と呼ばれる場所がある。町の人々はカウントダウンが始まると、次々に墓所へ向かっていく。工場に勤める管理係のデイの仕事は、…

8月31日。 夏休みの終わりの日に偶然見かけた古ぼけた神社で、少年は賽銭箱にアイスの棒を投げ込み、適当に願った。 「夏休みの終わりませんように」 翌日、目が覚めると待っていたもの…

Twitterに掲載している『#140文字小説』のまとめです。５編ずつたまるごとに更新していきます。 ※本作品集はすべてフィクションです。また、法律・法令に反する行為を容認・推…

僕（ニズ）は死なない彼の話し相手として、幼い頃から彼の家に通っていた。 いつも寂しそうな表情を浮かべている彼にいつの間にか恋をし、ついに告白する。 強引な形ではあったが結ばれた後…

「ティル、俺と婚約を破棄してくれ。ライラと婚約を進めたい」。学園の終わりの日、ダ―ム王子は婚約者である私にそう告げた。横にいるのは薄っすら笑いを浮かべた男爵令嬢。裏切りに、婚約破…

ダークファンタジー。 ボクは人を殺す武器で、死ぬまで、ずっとそうだと思っていた。 だけど、違った。あなたがボクに手を差し伸べてくれたから、ボクは今まったく違う未来を生きている。 …

世界の終わりまで24時間。それまでに何ができるのか。何をするのか。どこへ向かうのか。そんなお話です。 注:杉井光先生の「終わる世界のアルバム」にインスパイアされています

小村寛は高校１年生の男子で、彼は高野美華に恋をしている。彼女は、美女で成績優秀、スポーツ万能、友達付き合い良しの非の打ちどころのない女性で高野は演劇部所属で、彼の高校の演劇部のス…

昔書いた夏～秋の即興小説群です。ほのぼのだったり夏だったりギスってたりぐるぐる思考してたり。7/18から2日に1回23:00にアップ、9月の終わりの日まで更新。基本的に1話完結。

この星は、明日、破壊される。 人々は皆、他の星へ逃げてしまった。 だが俺と幼馴染の彼は、逃げるすべを持たなかった。 地球最後の夜に空を見上げる。 眩いほどに星の煌めく夜空…