「短編集風」を含む小説

伝説の時代の王朝・燕に、聡明で世にも美しい蘭朵と言う姫がいた。その美しさに惚れて求婚する男は数知れず、しかし姫の出す三つの謎かけに応えられねば、結婚はおろか生きている事さえできな…

2020.2.26 「巻上」完結しました。関連家系図：https://www.pixiv.net/artworks/82293417 ＊マークには愛のない性描写があります。 …

　森の中に佇む、古城を改装して出来た一軒のホテル。そこは、人間を拒む怪物たちによる、怪物のためのホテルだった。 　従業員は、魔術師、狼人間、ゴブリン、メデューサ、幽霊、人造人間、…

日本全国津々浦々より集められた霊能力を持つ子供たちが通うマンモス校・「門（かど）学園」の「神秘科」。その電子掲示板では今日も奇妙な報告や相談が絶えない。これは各スレッドからその書…

時は聖暦十九世紀。所は宇宙人も来航して技術がはちゃめちゃになっていく最中の大江戸。 チャチな盗人から欲望のままに振る舞う宇宙商人まで、悪党はひたすらに増えていた。 しかし、大江…

大通りから二本ほど道を外れたところにある、二階建ての宿『森の木漏れ日亭』 個性豊かな人物たちがそこで重なり、物語が始まる少し前の彼・彼女らの暮らし模様を描きます。 一人目の登…

とにかく過去への執着や後悔が強い人の短編です。醜く、でも何だか愛おしい人生の1ページをイメージしています。

　ある日突然顔がなくなってしまった人間。博物館に住まう言葉を喋るアライグマ。誰にも記憶されない双子のかたわれ。異国からやって来た謎の王子。 　これらはいずれも、妖精と呼ばれる不思…

いろいろなAといろいろなBがわちゃわちゃ会話するだけの台本風読み物です。 仮につけられた「A」と「B」に意味はなく、ただの存在を表す記号です。 そんな二人の会話を、さらっと読んで…

これは、とある小説投稿サイトで見つけた作品レビューです。 注意書きは「はじめに」にしてありますので、ゆっくりとお楽しみください。

はじめまして。 私は主人公だけど、名前は伏せる。身元がバレるのが怖いから。 何話目から読んでも大丈夫。そう作ってある。 これは私が……壊れて「あちら側」に住んでいた頃の話。頭…

※物語は全てフィクションです。実在する人物、事件、団体などとは関係ありません。 ※犯罪やマナー違反など、反社会的・反道徳的な内容を含む場合がありますが、それらを助長・教唆する…

※物語は全てフィクションです。実在する人物、事件、団体などとは関係ありません。 ※犯罪やマナー違反など、反社会的・反道徳的な内容を含む場合がありますが、それらを助長・教唆する…

一つ客人招きて十の話を聞かせ、何れかの答えを求めよう。 それより二人の存在を問うのやもしれぬ。 此れを最後に夜を終えよう。 光と影の物語。 広告表示はオフです

　ひとりでに靴ができあがる靴屋。誰でも簡単に英雄になれる理想郷。無人の屋敷の脱出不可能な部屋。これらはいずれも、妖精と呼ばれる不思議な生命体が引き起こす現象である。 　それらを研…

遥か昔、風詠と呼ばれた人々がいた。彼らは風の言葉を聞き世界を、そして万物を知るという伝説のジョブ。 風都シルウィード、そこは彼らの住んでいた浮遊都市。そんなシルウィードの外れに一…

◆木漏れ日屋 『人探しから鬼の退治、悪人捕獲に護衛まで』が歌い文句の何でも屋「木漏れ日屋」。 そこに所属する来紗と琳汪の任務や日々を中心とした短編集。 ◆風観処 人々が暮らす地…