「甘い匂い」を含む小説

甘い匂いが漂う不思議なミイラ男の少年、クリス。そんな彼に惹かれるのは、偶然か、それとも必然なのか………？ 友人である魔女のリリが心の内に秘める悲しい過去。その過去に、リーパーの…

僕は彼に拾われた。 私はネコを拾った。 僕は気づけば彼に惹かれていた。 私は毎朝現れる彼女に発情していた。 僕は… 私は… 番同士はフェロモンで相手を誘う。 甘い蜜の様な…

もし分かっていたら、母はこんなにも優しい顔にはなっていない気がした。

天には満月、時刻は12時。さてさて、今日も処刑の時間さぁ！今日のボクはチョコレートドリンクの気分でね。頸動脈を切った後に、その血を集めて混ぜようかなと思ってるんだ。君を横に寝かせ…

仕事を終えて帰宅したのは、21時を過ぎた頃だった。 インターホンが鳴った。帰宅途中ネット注文しておいたピザの宅配かと思って玄関を開けると女子高生が飛び込んで来た。 ――え？ …

誰もこない閉鎖図書館で、わたしは待っている。 Twitter殺伐百合投稿企画「殺伐感情戦線」より、題は「責任」。

　三千年に一度咲くという西王母の桃の花が誰のものになるかは知りませんが、わたしが忘れられないのは去年の山百合の匂いです。 （あなたが他の男に何と呼ばれたとしてもわたしにとっては小…

久しぶりに会った幼馴染の恋の行方は？

軍の研究機関は最新の兵器を完成させた。兵器のお披露目はいよいよ明日だ。これがうまくいけば、追いつめられた今の状況は逆転しわが軍は勝利へ導かれることだろう。

歴代最も忌み嫌われた会長の話。 以下世界観解説のみ。わけがわからないとき用です。ネタバレ含みません。 異能：条件を満たすと、個人の有する異能力が使用可能になる。 　例：…

平凡な高校生が遭遇した、平凡な梅雨の、平凡な日常。 ただ、その平凡というのはもっとも難解だということ。

「大事な話があるんだけど、明日あたり会えない？」 彼女からそんな連絡がきたのは、昨晩のことだった。 煙草から漂う、チャイを思わせる独特の甘い匂いに包まれた部屋で、彼女は僕に告げる…

ホラー風味の作品を短編形式で連載していく（不定期）。 一編目「甘い誘惑」 　朝起きると、少年の身体を虫が這っていた。 　　　――甘い。甘い匂いに誘われて、少年は……。