「現代和風」を含む小説

前話〔新たな一歩〕の続きになります。

「あの神社には近づいちゃいけないよ」小さい頃から口酸っぱくおばあちゃんに言われた言葉。それは周りの大人同様この村では常識となっていた。そんな神社にひとつ、またひとつと階段を登って…

古い洋館の二階に佇む「幽世探偵事務所」。そこでは、通常の探偵では解決できない不可思議な事件を、霊視能力を持つ探偵・天城蒼一郎と、霊感の強い助手・桐生玲奈が解決に導いていく。 存…

深夜、化粧台に向かった鏡子は、映り込んだ自分の指先がわずかに遅れて動くのに気づく。それは、彼女の人生を永遠に変える恐怖の始まりだった。 次第に増えていく違和感。鏡に映る自分は、…

太平洋に浮かぶ小さな島、海崎島。海神信仰が生きるこの島には古くから伝わる話がある。【海神様を怒らせると島が沈む】という話。遺された文献は語る。遥か昔に海神様の怒りに触れ、島民ごと…

陰陽師の名門に生まれた椿千代は、占いの才能だけは一流の見習い陰陽師。ある日、幼なじみの巫女・桜木陽に頼まれて恋占いの練習をすることに。 ところが、2人の相性を占ったところ、前代…

陰陽寮が、公的組織として現代まで残った“にほん”。 安倍の分家である凛々花は、母親の思惑により全く知識を持たないまま陰陽寮へ勤めることが決まってしまう。 負けず嫌いな彼女は、母を…

高級デパートの化粧品売り場で美容部員として働く日比野真理の前に、新作コスメ「白蛇姫」が届けられる。不思議な魅力を放つそのクリームは、まるで生きているかのように真珠のような輝きを放…

明治なのか大正なのか、そんな時代の平和な世界のミステリィ。 お耽美アリ、官能アリ、薔薇だ百合だ殺人事件に幽霊画。 エログロナンセンスなんのその、真実なのか虚構なのか、それが敢え…

代々続く佐倉神社の巫女・琴葉の前に、ある日突然現れた都会派美少女・椿。 モデルの夢を諦め、神社に居候を願い出た彼女には、ある秘密が——。 几帳面な琴葉と自由奔放な椿。 正反対な…

IT企業の35階で始まった、深夜零時の儀式。 システム移行プロジェクトリーダーの佐伯麻衣は、左手首の半月形の痣に秘められた血の記憶に目覚める。母から遺された謎めいた手紙、消えゆ…

人気料理系インフルエンサーの榊原美咲は、深夜の料理配信が人気を集めていた。ある日の配信中、視聴者から不可解なコメントが届き始める。「背後に誰かいる」「画面から香りがする」──。 …

※方向性は型月とかBLEACHみたいな感じです。 怪異対怪異。 恐怖と解明の伝奇バトルアクション。 　———こんな話があった。 　意思を持つ刀が次から次へと人の身体に乗り移り…

高校1年生の朝日照子(あさひてるこ)は、両親を亡くしており、小学5年生になる妹の日向(ひなた)と2人だけで日本の東北地方にある村に住んでいた。 2015年8月15日、村の夏祭り…

私がまだ幼かったあの日、病床の祖母の魂を迎えに来た死神と出会った。 　何も知らない私は、名前が無いと言うその死神にーーーーと言う名前を付ける。 　幸運にもと言うべきか、名付けた…

　明治時代、日本は文明開化されたが、武家社会は後世に残すべき日本の伝統的文化とし、侍達だけを集めた「横浜圏」を作った。 　 　令和の現在も横浜圏の文化は続いており、未だに武家社…

その者は、突如目の前に現れた。 妙な匂いを振り撒いて。──苦い苦いものを、引き連れて。

――森には桜色のオオカミがいた。 小学二年生の風華はある日の学校帰り、森の中に入る大きな犬のような謎の動物を目にする。 好奇心に踊らされ追いかけた先にあったのは、『古びた祠』と『…

新しい年の始まりに、『若草の護り手』と呼ばれる七人が集う。 彼らの役割は、疫病を引き起こす病魔を封じることだ。 鈴城 大地（すずしろ だいち）は、そんな若草の護り手の一人。彼は…

現代和風ファンタジーラブコメ。 化け物に襲われたその日、助けに現れたのは、なんとイケメン神様！？ 「お前は俺の嫁だ」と宣言されて、いきなり始まった神様との同居。平凡だった日常は大…