「氷雨輪廻物語」を読み始めて、まず感じたのはその独特な世界観の引力です。閻魔大王の息子が読心術で悩みを解決しつつ、加害者を「地獄流し」に送るという設定がなんとも魅力的。冷酷ながらも正義を貫く輪廻の姿に、どこか不器用で誠実な親近感を抱きました。
また、猫又の椿や鬼神の大和など人外キャラの掛け合いは、シリアスな展開の中にもコミカルな緩急を生み出しています。特に、りなの父親が経営するラーメン屋で輪廻が“褒め上手”を発揮するシーンは、読んでいるこちらも思わずクスッと笑ってしまいました。
希望と絶望、善悪の曖昧さが交差する物語ながら、温かさを感じるのは、キャラクターたちの“わちゃわちゃ“な人間臭さゆえかもしれません。この作品、妄想が膨らむ余白をたっぷり残していて、読者が共に物語を紡いでいるような感覚が心地よいです。
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この物語は謎の青年氷雨輪廻様と女子高校生小鳥遊りなちゃんの不思議な出逢い
から始まります。
ダークでシリアス&コメディが交錯しながらの展開は見応え満点です。
謎めいた氷雨輪廻様がクールでカッコいいのです。
そしてりなちゃんは可愛い!
登場人物も個性的で魅力的でAIイラストで描かれた挿絵も必見です。
壮大で心揺さぶるダーク・ファンタジーの世界を是非ご覧ください。
本編に時々挟まれている、わちゃわちゃセリフ話をまとめたこちらもセットでご覧になると尚楽しめますよ。
『別冊・輪廻の休憩所~わちゃわちゃセリフ話集~』
https://kakuyomu.jp/works/16818093090359979020
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「氷雨輪廻相談所」の若き支援相談長『氷雨輪廻』が、ヒロイン女子高生『小鳥遊りな』の依頼を受け、りなの悩みを解決に導いていく、という流れでお話は進んでいきます。
ところがこの「氷雨輪廻相談所」。ただのお悩み相談所ではなく、実は……
おぉっと、これ以上はネタバレになってしまいますね。
(*^ω^*) 続きが気になる方は、どうぞ覗いてみてくださいませ。
繊細な心情描写はもとより、衝撃的なバトルシーンもあって読み応え充分!
そして主人公の『氷雨輪廻』
優しいだけじゃない彼のあり方は、とても新鮮で魅力的です。
その生い立ちにも惹きつけられるものがあります!
柔らかな作品を書かれることが多い夢月さまが綴る、少年漫画風・現代ダーク・ファンタジー作品!
そんなギャップも含めて楽しんでみてください!