「投げる 物語」を含む小説

　夏休みを利用して母の実家である田舎にやってきた少年。その地には『鎮守の森』と呼ばれ人が足を踏み入れることを禁じられた神域があった。 「鎮守の森へは入るべからず」 　祖父母に…

天使についてのお話が集まってくる森があるそうです。 物語や詩、噂話、井戸端の会話、童話、民話など、天使のお話は各地に散らばっているというのに、どうしてかしら、天使についてなにも知…

『王太子妃募集　条件：王太子の球を受けられる貴族女性』 　そんな通達が男爵令嬢コニーのところにやってきた。 　コニーの家は、とても王太子妃を輩出できる家柄ではない。 　けれど、マ…

「青の王国」と〈永遠の眼〉をめぐる物語。 まずは、隆盛する海洋都市の興亡と、その引き金となる復讐譚。 同時に、償いの旅を続ける男が、沙漠を逐われた娘と出会う。 2020/03/…

幼い頃から目指していた夢に挫折し、恋人に振られて、学校を退学になり、唯一の肉親さえも失って失意のどん底に落ちた主人公【赤羽紡】は自分の人生を終わらせようとしていた。 プラットホー…

おいらとあたいの２人芝居です。 小さな劇場で、少人数のスタッフとキャストでこじんまりとできるお話しを書いてみました。 おいらとあたいがわたしの分身のようです。 こころの宝箱にしま…

女子中学生、姫鳥ソフィアはエースである。 主人公、結崎響(ゆいさきひびき)は壊滅したチームを存続し、亡き監督たちとの思いを胸に、新たな野球チームを再始動させるためにメンバーを集め…

外出自粛令で自宅待機している男と、とあるベンチと青年の物語。

30歳の誕生日。祥恵は煮え切らない恋人に別れを切り出した。 「私ってなんなんだろう」。 迷う彼女に、占い師見習いのはつみさんは言う。 「亀を投げたらいいんだよ」。 代わり映えのし…

"セカイ" カースカイ大陸では、この言葉は夢見る物が喋る言葉として有名だ。 その理由は、大陸外の開拓が進んでいない事が理由として上げられるだろう。現在、カースカイ大陸は魔族と…

俺の名前は宮風　想太(みやかぜ　そうた)。 何処にでもいる高校生だが、黒服の男たちに連れてこられて、何で美少女の双子姉妹に挟まれてるの？　しかも目の前に姉妹のお父さんいるんですけ…

弱小の誠報学院野球部が快進撃を巻き起こしている。その中心にいるのは2年生エース・小桜成。甲子園まであと2勝と迫った準決勝、成は「怪物」と対戦することになる。 決して埋まらない才…

ボロボロになった俺に、大森林のエルフ達は祝福の言葉を投げる。 「お！　来たな、ニンゲン！　おめでとう！」 「おめでとう、良かったわね！」 「おー！　ニンゲンのボウズ！　よかった…

　ある日。神蔵高校二年四組に属する生徒たちは、クラスまるごと異世界へと召喚されてしまう。 　その先は魔族と人族が戦争をしている、剣と魔法のファンタジー世界。 　人族たちは魔王率い…

　村人たちはじゃんけんに熱狂し、ある男は不可思議な一生を謳歌する。近未来の都市では労働と称して人々が走り回り、遠いどこかでは荒唐無稽な物語が綴られる。八王子の女子大生は恋をして、…