「幻想 鏡」を含む小説

【殺伐感情戦線：第128回 お題「幼馴染」】 深き森の館に住まう、師とわたしたち。 鈍く眩んで反射を拒むものたちに囲まれて、わたしたちは〝鏡〟になることを望まれる。

ヤングケアラーの玲奈は、苦しい思いを抱えながらそれでもなんとか穏やかに家族との質素な日々を過ごしていた。ある夜のこと、不思議な美少女に出会い、夢を叶えてくれるという魔法の鏡を手渡…

悪意をモチーフにした小説シリーズ第1弾です。 ＿＿＿ 主人公は静見優、大人しく優しい中学二年生。彼女のクラスではいじめがあり、それを見る度彼女の中に黒い気持ちが溜まっていく。過去…

文化人類学者のイチロウはジャングルの中に住むリソ族の村に住みこんで、調査研究をしている。 そこで女装の呪術師で、30歳近いのに十代半ばの美少年に見えるキユという青年に出会う。 …

家族を怪物に殺された少年が、力を得て仲間と共に世界を護りながら家族の復讐をする異能学園物です。 ヒロイン複数です。 主人公は復讐者ですが、一目惚れしていたり恋もしちゃったりする…

幻想種。それは現代の一般の人々が空想上の存在と見てきた天使や悪魔などの総称。 しかし、それらは人々がただ認知できない裏の世界、鏡界と呼ばれる世界に確かに存在する。 人知を超えた存…

上弦の月の夜、旅人は語る。 銃と少女、そして鏡にまつわるひとつの伝承を―― 美しい双子の兄妹が迎えた、幻想的な宿命を――

「私」と「姉」は腰から下を分け合う結合双生児。感覚や感情を共有し、幸福に過ごしてきたが、あるとき、手術によって分離されてしまう。健常さを取り戻した「姉」は、切除された断片の「私」…

あまりにも美しい人形には、魔が宿る。 ある男の最高傑作「マリー」をめぐる、現実と幻想の入り交じる短編集。 目次 Ⅰ　運び屋 Ⅱ　占い師 Ⅲ　夜の女王 Ⅳ　旧き覇者たち Ⅴ　崩…

　19世紀後葉、明治維新・戊辰戦争によって、江戸幕府は滅び、七百年間に及ぶ「武士の世」は終わった。250～300地域の藩が割拠し、更に維新軍（討幕派）と幕府軍（佐幕派）とに分断さ…

月は夜空で輝いていた。闇に浮かび上がる月の姿に有史以来人間は様々な事を考え、観察し、推測し、空想を捧げてきた。 天空の鏡、海の支配者、天文学の母、魔女の星、理性の光、狂気の根源─…

13章目　万霊節 ハロウィンと吸血鬼がテーマの物語詩です。 だれかに片恋をしているらしい少女が、 そのとときどきの想いを詩に綴るかたち。 あとは夢とか、本とか、妖精とか。 一…

逃げてばかりいる魔法少女『叉鏡ありす』と、逃げる事が嫌いな創作好きの少女『種倉ありす』。彼女たちの日常が交差する学園青春ミステリー。 なにげない日々は徐々に変質を遂げ、やがて一…

　推理力と洞察力はあるが、無口無表情で生きるのが下手すぎる織部希榛と、希榛を支える親友の直江健吾は、いつも一緒の大学生。 　探偵と助手のような関係の二人は、ネット上で都市伝説的な…