「冷気」を含む小説

⚠　R15です。⚠ 一作日の夜は、寒かった。 夫婦は天井を見上げながら、体に降り積もってくる冷気の中に、何かも感じていたのに。 ★☆★ 自作〖概ね１４０文字・１年目〗の〖第3…

うちの冷凍庫が閉まらない。 中身を空っぽにしても、どうしても閉まらない。 ある日突然、冷凍庫だけ扉が閉まらなくなった。 おかげで、大好きなアイスクリームも、朝ごはんの冷凍うどんも…

『絶対零度』の冷気を抑えきれない魔導師のアベルは、自らの魔力に喰われて滅びる一歩手前の状態だった。 しかも、王殺しの罪で賞金首となり追われてもいる。 そんな危機ばかりの状態から抜…

冷気が肌に染みる、乾いた冬の夜。同い年の少女に出会った。 湿気が肌にまとわりつく、夏の雨の日。六つ下の少女と出会った。 一度は捨てかけた命の穏やかな消費方法。 二人と生きた淡い日…

廃村寸前超がつくド田舎でただ一人の若者シデン・エルブライト。 彼はその類稀なる戦闘の才で、素手であらゆる獣たちを狩って暮らしていた。 そんな彼が狩りを終えて一眠り。 そして…

三谷楓は寒さで震えていた

恐らくこれは夢だろう、自分はきっと夢の中にいるのだ。

【完結済】死者は燃やして、その魂を天に昇らせなければならない。そうしなければ、魂は凍りついて、永久にこの世界に閉じ込められてしまうから――。 魂までも凍りつくといわれる世界。オン…

人は常に何かを失い、何かを得ている。両者の比重は同等だ。十のものを得れば十のものを失い、逆に十のものを失えば十のものを得る。まさに天秤のように、喪失と獲得は均衡を保とうとする。し…

炎や冷気、突風や雷から万物の理を操る『スティグマ』の力を自らの能力としてインストールし、自在に異能の力を競い合うスポーツ格闘技……それが『オーケストラ・リプレイ』。 自我を持ち…

大正百鬼夜行本編からのその後を描く、短編スピンオフ。最愛の兄が亡くなってから三年の月日が流れ、一人の女性として成長した妹は何を思うのだろうか…？ ※この物語は｢大正百鬼夜行｣本編…

そして彼らは今、別の名で呼ばれている。

ちょっとそこの奥さん、いいのがあるんですよ、見てってください。熱中症になりそうな暑い日にはこれ、その名も「ヒヤリハット」。かぶるとあら不思議、冷気が降りてきてヒンヤリするんです。…

時は常に生命が静まる夜にして、象徴である月明りさえも黒き鈍重な雲に覆われ見えず、辺り一体を蝕む常闇と芯まで凍る冷気がところ狭しと存在する広大な世界。 そこにあるのは楽園か？…否、…

セルフ三題噺『風薫り君想う』参加作品。レベル4になると思います。 前半の単語：『蜜柑』『おはぎ』『娘』 後半の単語：『木漏れ日』『森』『冷気』 最後に入れたもの：『秋の宵』 彼…

富小路とみころ様主催の自主企画「セルフ三題噺『風薫り我想う』」の参加作品です。 【選択したお題】 Ｉ『木漏れ日』『森』『冷気』 Ｏ『完治』『名水』『不死』 【ルール（レベル4…

ここはどこでもない。冷気が世界に開け放たれてしまう。 誰の目にも触れることのない、もっとも小さい話。

　俺の名前は野乃原 武蔵、高校三年生だ。 　俺は埼玉県さいたま市に住んでいる。そして、ここが今は日本のすべてだ―――― 　原因不明の冷気により、埼玉以外がすべて凍結してしまっ…