「ビー玉」を含む小説

「水底に沈んだビー玉みたいだ」 　私が、今まで異性から言われた言葉の中で、一番印象に残っているのはこれだった。 恋をする私の眼球は、シロップのように甘い涙に包まれる。だから、あな…

　中学二年生の私は、クラスメイトからのいじめに耐える日々を送っていた。 　そんなある日、姉から透明なビー玉もらい、持ち歩くようになる。 　特別な何かがあるように思えてならないその…

みことえほん。 っていう話題が出たから書いてみた。 ノリと勢いと、未言たちの未言ぱわーだけで書いてる、でぃあ こどもたち、な気分で仕上げました。 絵本ちっくな未言のお話。 ひ…

短編集です。 ※全ての物語がバッドエンドを迎えます 「さくら大嫌い」と「紅葉が似合うあの人」が、女の子が女の子に恋をする話で、「雪の上でのキャッチボール」が、男が男に恋…

断捨離で、いるかいらないか決められないものを入れる、灰色の箱の中のとりとめのない物語。

おばあちゃんからもらった大切なものの話。（※重複投稿作品）リィズ・ブランディシュカ ２０２４．０７．０９

勇者が持っているビー玉の話。（※重複投稿作品）リィズ・ブランディシュカ

コア。それはこの世界で人種が多く使用する魔法媒体。 生まれてから十年の月日が経ったその年の、コアの祝福と呼ばれる洗礼式で神官からの祝詞を唱えられ与えられる自分専用の魔法媒体。 …

百合と薔薇、ビー玉と瞳、阿野と野崎、そんなお話。 コバルト短編新人賞に送って箸にも棒にもかからなかった作品です。感想とか直した方がいい場所を欲しいです……お願いします。 ※縦組…

放課後の教室で一人、ビー玉越しに世界を見つめる音花。 いつまでも高校生活に慣れない彼女とは反対に、どこにでもすぐに馴染む親友の七羽。 誰にでもフレンドリーに接する音花の担任。…

例えば瓶ラムネという世界があったとして、その中に囚われるビー玉をあなたはどう見るかという仮想の話。 全部は思い込みです。

優しい気持ち 涙が止まらない時に傍にいて欲しい存在 ありがとう 心が ビー玉のようにキラキラしてる

店に時折やって来る男。とてもとてもきたなくて、美しい僕は嫌悪を抱く。それは「来年の夏まで平成だよ」と言うけれど「いつか火も点けられるようになってね」と言うけれど。透きとおったビー…

これは酷い

霊媒曰く、 これは、繋がり？悪意？祝ぎ？呪い？祈り？呪い？家族？ーーー黒と白、刀と鞘、神と鬼、ああ、そうか、ーこの怪異の名は、『愛と憎しみ』と申します。 ※このお話は三つの…

短編の１時間で書こう企画です。

大学中退２年目の春、絶賛引きこもり生活を満喫中だった主人公は異世界からやってきた精霊に「異世界にいる魔王を討伐してほしい」と頼まれるも主人公にはスキルもレベルもなくて―― 異世…

貴方が両手•両足・首・胸の中・頭の中に持てない錘を持って1人山形に帰って二年が経った。 その間も私達は時々時間を見つけては連絡をとり、たまに電話をしながら重いとても重い錘を軽く…

綿アメみたいな雲。 トクトク注がれる牛乳。 まるまる太った白の毛糸玉。 ビー玉から溢れる光。 それと、立花くん。 私は真っ白で汚したくなる貴方に合わなかったらどんな人生を送っ…

新聞部部長に命じられてうさんくさい『第一部室棟の七不思議』を調査しに、校内の片隅に存在する古い建物である第一部室棟にやってきた新聞部員・佐原亜希子(さはらあきこ)は、正体不明の同…