「ケットシー」を含む小説

世界歴１６世紀末、西方大陸。就職に失敗したサイモンは、王都から逃げるように亜人、獣人ばかりの街で暮らし始めた。 １８歳と言えば人間（ノーマン）の中では立派な大人。しかし仕事も伴侶…

　良縁を運ぶと言われる妖精、ケットシー。 　二足歩行の猫といったその容姿は愛らしく、知能も高く器用であるため、吾輩はその使い魔を非常に重宝していた。 　吾輩が苦手な家事全般を…

ケットシーの村の長老、ポニ・フワガットは今年で８８歳になる。 ケットシーの平均寿命である２０年を大幅に超えてなお健康で、長老として働き続けるポニを、村人のケットシーたちは尊敬の眼…

アタシ、夜桜ツムギ。もうすぐ小学６年生。 小学５年生のある日、お父さんが部屋にきて、ニャハハハ島にテンキンするって言ったんだ。 お父さんは先に引っこすけど、アタシとお母さんは、春…

俺の推し『ケットシー・ニャ・ニャルミ』はVtuberだ。 猫耳が生えたキャラと、持ち前の愛嬌、「にゃ」という口調でチャンネル登録者数２０万人を誇る大人気Vtuber！ ――その…

OLだったチセは、猫を庇ってトラックに轢かれてという、いかにもテンプレな理由で異世界転生を果たす。 動物好きにも関わらずアレルギーが原因で動物と触れ合えなかった彼女の望みは、『も…

ユリアは、突然大衆の面前で婚約者である王子から婚約破棄を言い渡され、魔王領の魔王の花嫁として差し出されることになり、そのショックで、二十九歳で過労死した立花千花としての前世を思い…

２０２０年１月１９日完結しました。ありがとうございます！　後日談開始しました。 「いや、おかしいおかしい……」 　 事故で死んで、神様の計らいで異世界へと転生したというに……な…

かつては、天魔の権能を振るって仇成す敵を打倒し、帝都の魔人と畏怖されておったワシもその寿命が尽きた。 家族に見守られながら幽世へ旅立ち、再び輪廻の輪に戻る。 その筈だった……。 …

　みどりの瞳は別世界を映す鏡だ。 　──誰がそんなことを言い出したのだろうか。今となっては分からない。あまりにも一般に普及していて、誰も“はじめ”を知ろうとしないから。そのくせ誰…

「捕まるのかな、俺」 「捕まるんじゃないですか」 　仕事を探して街に出てきた主人公は、ふとした出来事からケットシー種の少女を誘拐してしまう。少女の話を聞いた主人公は、彼女の成長…

人族の妻を病気で亡くしたケットシーの正宗。家族三人の生活から父と幼い娘との二人暮らしとなって10年。 幼かった娘が高校生となり、より一層娘を溺愛するパパ。 娘と一緒に面倒を見て…

　歴史に残る戦乙女の伝承から三十年経った日の話。Ⅶ（セファ）の国、港町エルダーニュでは、国民達がある問題に悩まされていた。それは心に住み着く闇の魔物「メタヘル」による激しい猛攻だ…

「魔法少女なんて肩書き、最初はどうでも良いと思ってた。人生の一幕に魔法少女の項目なんて不要なのだから。」 先読みできる王道だけど、全く新しい楽しみ方。 教科書片手にお読みくださ…

　お手頃サイズな妖精の辞典は如何でしょうか？ 　本作ではイギリスの妖精を中心に、幻想世界の生き物を解説していきます。 　 　 　ドラゴン 　ケットシー 　セルキー 　ケルピー …

　埼玉県川越市が謎の地盤沈下で消滅して三〇年が経った。それでも日本は何も変わらず平和な生活を続けていた。しかし、一つだけ変わったことができた。毎月第二土曜日、東武東上線の最終電車…

　一四年前。 　「人間との子ができた」話は魔王レジストリアの衝撃的一言から始まった。魔族、人間、エルフが大陸を三分する中で、魔族と人間との交わりは禁忌である。宰相ガトはその子の…

本来交わるはずのなかった、冒険者の青年ルーと宿屋の看板娘ヴァレリーの運命が交差するとき。 それは、新たな物語の始まりの音。 ヴァレリーに、魔術学校の課題を手伝って欲しいと頼まれ…

とても気分が良かったその日。 学校を早退した花園レインはお気に入りの高台で不思議な少女リリィと出会う。 その翌日から約一ヶ月の間に起きた二つの忘れられない事件。 ケットシーとユ…