「kac20201」を含む小説

十歳の誕生日を迎え、年齢が二桁になった。 ようやく大人の世界に仲間入りできたような気がする。 だから、十歳の誕生日はいつもよりちょっぴり特別だ。

KAC2020記念参加作品。ロイヤルティプログラムには参加していません。

カクヨムへの嫌がらせじゃありません。ホントです。信じてください。

アンナが24歳というあまりにも短い人生に幕を下ろしてから、もう72年にもなる。 彼女はモノクロな私の人生に色を与えてくれた、かけがえのない存在だった。 アルファポリス、小説家…

隣に住む幼なじみ、うるうは僕の大切な人だ。 けれど、彼女には秘密があった。 「2月29日生まれだから、４年に一度しか歳を取らないの」

彼女のいない青年の夢に、神を名乗る老人が現れる。自称神は彼に運命の相手を告げるというが——？

　みんなが並んでいるので、俺も並んでしまった。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」でも掲載しています）

山の中にひっそりたたずむ店がある。 4年に1度しかやっていないそのお店は、僕の大切な場所である。 そこでやっと会えるんだ。 辛い山道を僕は進む。

俺の幼馴染みであり彼女だった西野瀬奈が亡くなってから四年が経った。 今日も墓参りに行く。

四年に一度のと言われても、一般人でこの日が誕生日の奴は楽しめない！ いや、そんなことはないと探した結果は・・・

義肢技術の発達した未来。 サイボーグ達のパラリンピックが幕を開ける。

四年に一度、それはやってくる。 でも、四年に一度じゃ寂しいとは思わない？ それもきっとそう思っている。

　カラスのタイドとカモメのルーシーは、四年に一度の人間達のスポーツの祭典、 『オリンピック』 の開会式でいっぱい飛ばされる風船を待っていた。 　何故なら・・・ 　オリンピック…

12歳のオッサン(48歳)VSアルバイト採用担当の記録

四年に一度の苦しみが素敵な思い出に変わった日のお話です。

　小学校の頃、たかしくんは言った。 「おれ、本当はまだ二才なんだぞ」 　たかしくんはうるう年、うるう日産まれだった。 　時が流れて、同窓会でそんな思い出話が出た。 　でもみんな…

　閏年。 　小難しい説明は抜きにして、つまりは一日多いのだ。

四季ヶ峰いちごは四年に一度、死んで生き返るという不思議な体質を持っていた。一度死ぬと以前の記憶の一部がなくなってしまう。そしてその失いたくない記憶とは――