「虚無」を含む小説

現実・非現実を織り交ぜながら 『私』を物語に。

生きるのが辛い気持ちに折り合いをつけるために書きました。 絶望に囚われている方へ。

真夜中、悪夢にうなされ目覚めた若い女性・キョウコは、思い切って『こころのダイヤル』に電話をかける。 待つこと数コール。電話を取った男は、受話器越しにも通じる程に、余りに異質な空…

特に意味のない、自分がスッキリしたくて書いた100%自己満小説です。お気軽に読んで頂ければ。

絶望の中もがき苦しむ青春時代。その青春時代の基本となっていたのが「世界は偶然に出来たのだから偶然には意味が無い。よって自分が産まれてきた意味も死ぬ意味も無い。自分の人生には意味が…

その時代は紛争、内乱、戦争が当たり前のようにあるものだった。古代から伝わる神の恩恵が時代の移り変わりと共に科学的魔法と呼ばれ親しまれる頃、世界はそれを人の争いの武器として使い始め…

ニヒリスト（虚無主義者）である冥堂銀河が死ぬ前に気まぐれでダーティーバベルという闇市場に行く。彼はそこで様々な人、物、世界と触れ合うことで 生きがいを探し自分を見つめなおしていく…

ゲームについての文章。人生は悲しいことばかり起こるけど、ゲームをやってる時は、まあまあだ。ときどき無性に虚しくなるけど、虚無なんて何してたってついてまわるもんだろう？　抗ったって…

死霊の歌に抱かれると、アカシックレコード(宇宙図書館）の扉が手の中にあることを後に知らされる。ビジョンが先か、ロジックが先か、その二つがシームレスに絡み合う境界のない部屋。この扉…

起きた事

　時代遅れの歌を聞いたことがあるだろうか。 　それは現在の流行に乗っているような振りをしながらどうでもいい陳腐な文句を散りばめ人々の思い出の中にだけ潜在するような雰囲気を残して…

　どこまでも光も、建物もない、真っ暗闇の『虚無の世界』。生物すらもいるはずのない空間に、ポツリと浮かぶ宮殿があった。美しいその建物に生きるのは、一人の精悍な人間グラと絶世の美女で…

二十ヶ月近く妊娠していた女。その女の腹が小さくなったとき、得体の知れないものが住宅地に現れた。

　原初の無。全てが『　』だった。時さえ何物にも及ばず、『　』さえ『　』足りえなかった。虚無の中、『　』から全てを創造するべく、神と呼ばれるものは世界を七日で構築した。 　そして五…

春の虚無感。 五月病とも異なる憂鬱。 どうしようもない距離。 私は揺れに身を任せ、あの頃に想いを馳せる。 © 2018 Tsuchimikado Hibiku

最近、身体を壊しつつあることを実感した自分の創作意欲を擬人化した友人という設定からの自問自答を兼ねた手紙