「昔話？」を含む小説

昔々、この《ラクシア》に伝わる昔話。 あるところに、一柱の神がおりました。 その神は神々の中でも強大な力を持っていましたが、心に深い闇を抱えていました。 　 自分こそが最…

今まで語られてこなかった浦島太郎の玉手箱を開けた後の物語。

お墓参りの時期になると、時々思い出す幼少の思い出。田んぼの農道の脇に佇んでいる小さなお堂。その中に居られるのは「イボ取り地蔵様」 イボが出来て困った時に、祖母に連れていって参った…

第1章：御者ベンの昔話 「俺は、ちょっと変わったやつと一緒に、この町を救った。それが俺の誇りだ」 　 　イサカの町は、ライティーザ王国の中でも指折りの商業とした。大河を挟んだ隣国…

この物語はフィクションです。実在する地名、市区町村等は一切関係ありません。御了承下さい。

現在の兵庫県、姫路に伝わる「かちん染め」 その美しい染め物に因んだ、恐ろしい物語 〈参考文献〉 「伝説の兵庫県」　西谷勝也 著　神戸新聞総合出版センター

この物語はフィクションです。実在する人物、場所、団体、郷土芸能とは関係ありません。御了承下さい。

互いに関係のあるような無いような、因習村のようなそうでもないような創作昔話……いやそれ昔話……？　兎に角1000字に満たない程度の短編・掌編集です。

それは、平安時代中期、京の都から離れた貧しい村に住んでいた男童と金髪碧眼の不思議な女性のやり取りを描いたちょっとした昔話。 その夜は、海に月が無く星々が輝く空を映した美しい夜だっ…

ある日、食べすぎでおなかが痛くなった西の山神さまは、通りかかった兎神さまに薬を作ってもらうのですが……

薬師の娘カヤは手負いの鬼と出会う。人間を喰らう鬼と知りながらも傷の手当てをし、そのままさらわれてしまう。人間の娘と鬼との間に生まれた子、小綱は元気にすくすくと育つがやがて悲しい別…

『競作：虫取りするガキをニコニコしながら眺めるお姉さんの謎』という自主企画のために書きおろした短編小説です。 　夜までに蝶を10匹捕まえれば、生贄にされるお姉さんを助けることが…

桃からうまれた桃太郎は、死後に見知らぬ世界に転生した。人の姿になった雉に出迎えられ、国を救ってくれと懇願される。猿、犬との再会をへて、今度は鬼大事ではなく魔物退治へ？！

ツイッタランドで放流したままデジタルの海の彼方に見失ってしまうには少々惜しいと思い、カクヨムで公開しておくことにしました。カッチンコッチンでガッチガチに硬い小論文です。

〈コンテスト用あらすじ〉 　鞍部止利（くらつくりのとり）の伝承を下敷きに。架空飛鳥昔語り。 　第１話はトリの祖父、渡来人、達等（たっと）の話。 　第２話からはトリの父母の話。 …

瓜子姫伝説。それは昔話だけではない。実は現代を舞台にした説話もあったのだ。

送り犬を知ってるかい？ 山道になると山犬がひたすら後をついてくるんだ それはとても暑い日。 涼を求める彼らにダンタリオンは怪談を持ちかける。 嫌がる秋葉たちを見かねたのかそれと…

久々に会う旧友は随分痩せていた。 言動にも何処か違和感がある。 旧友の語る昔話にその答えは見つかるのだろうか。

有名な日本の昔話に姥皮というのがあります。いずれにしても美女が醜い姿に変身するというものだそうですが、それに基づいて、書いてみたお話です。出来栄えはどうなのかわかりませんが一応載…