短歌でつづる昔話
歩
昔、むかし
金太郎
気を付けて、ひとり
鼻すする子供をもらい長者となるも、自分勝手ですべて失う
一寸より育たぬ身こそ逆転の知恵をしぼりて姫をいただく
捕まって「もうしません」と誓いたて、河童の伝説今に伝わる
さびしいよ泣いてすがられ負ぶっては 見事果たせば
恩返し見てはならぬと美女がいう
それも神 信じ
夢占い、炭焼き信じ橋たもと 換えて幸せ
きっちょむさんとんち話は痛快に相手選ばずやり込めてこそ
舌切りの雀選べとつづらをば
婿取りを悩むネズミの回り道 同類こそが一番強い
掘れば琵琶湖、積み上げれば富士の山 ダイダラボッチ
三枚の御札が救う小坊主よ
伏せる
その灰はポチの魂だからこそ 花を咲かせて幸せ届け
物惜しみ男のもとに女房が食わずというは前の口だけ
狸どんズルい狐を懲らしめる 行列それは本物なのだ
短歌でつづる昔話 歩 @t-Arigatou
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