「存在していません」を含む小説

この世界には空を統べるドラゴンと地を統べる魔族、その二種族しかいなかった。 だがある時ドラゴンと魔族の間で摩擦が生じ、世界は一変。ドラゴンは世界から姿を消した。 神はそんな世界へ…

逃亡の手助けをしてくれるというその場所は、確かに存在していた。

　主を失った剣に宿っていた意思が次に目覚めた時に宿ったのは無表情な鉄仮面。それを作らせた領主ナヴィードの妃レダは自らを「領主夫妻を殺した罪人」レドとするために仮面を被り鍵を放り投…

※ネタバレ注意 「私（わたくし）」こと、サクは村が焼かれた折に禁則地で眠る「あの方」を起こす。 あの方が生まれ故郷の異界に帰るというので、私も懇願して同じ所へ連れて行ってもらう事…

　とある事件から『自分の本心』を隠し、偽りの自分を演じることになった中学生　景政《かげまさ》　燎《りょう》はある日、不思議な石を見つける。その石に触れた途端、燎は突然、魔法やモン…

大庭カナコは中学１年生。叔父の借金のカタとして異世界に売り飛ばされてしまう。説明もそこそこに異世界に転移するが、座標がズレて魔物の巣窟のど真ん中にやってきてしまった。簡単には街へ…

私、子規堂七海。婚約者であった氷織颯霞に婚約破棄されたので、新しい婚約者と結婚することにしました。 　────鬼。 　それは人の血肉を喰らい、陽光を誰よりも嫌う者。この世界には、…

コンテスト応募用フォーマットのため、冒頭三話で完結。 また、下記に「長編化した際のプロット」と「キャラクター設定」を記載します。 参考：長編版として過去に書いた作品↓　※主人公…

私は、嘘だらけの世界に、あまりにも当てはまるデータで存在しています。 人権とか、著作権とか 家族とか、愛情とか 常識とか もうわからなくなりました 全てを嫌いになりましたが…

※なろう日間（5/25）推理ランキングで１４位にランクイン！ ある日の真夜中に集まった八匹の猫たち。その中にはなんと狼の目を持った猫、《ダークビャー》が存在していた──。 今…

　自分のことを考えるって、どういうことでしょうか？ 　将来のこと？ 　やりたいこと？ 　夢？ 　大切なひとのこと？ 　自分の性格？ 　お金の悩み？ 　哀しみや喜び、感情につ…

幽霊が出ると噂されるトンネル。 その向こう側に広がる旧市街地。 取り残されたように存在する花屋の正体とは一体。 本作品は、クロノヒョウさんの企画 「アンコール企画　第1回～第5…

魔族の脅威にさらされていた人族。 突如として降臨した勇者と四人の英雄たちによって魔族の王が倒され、人族に平和が訪れた。 勇者と英雄たちは国王から望みを叶えると言われ、各々が金銀財…

雷を検索すると、いかづち、カミナリ、魔物と記載されていた。 魔物、かぁ。 私の中にあった魔物は、すっかりおとなしくなってしまった。日記を見るとあんなに激しい感情が存在していた…

存在していない人間ならば、どのように扱ったとしても構わない。

『北山の洞窟に住む民族は、不治の病を癒す学を持つ』 古書に記されたその言葉を見た双子の兄妹は、育ててくれたおじさんとおばさんを助けるために一縷の希望を信じて北山の洞窟へ。 そうし…

世界には魔法の技術を応用して物質をする魔導鍛冶士（マギアライザー）が存在していた。 彼、彼女らの創る武器は崇高なものとされており、名を馳せた冒険者は例に漏れずその武器を手にしてい…

もし、ミニ四駆が、自分で操作出来たら。

かつて、世界の領土を等分して良好な外交関係のもとに自国の領土を統治していた七国の民は、牧歌的な民主主義政策のもとに平和な生活を営んでいた。 だが、そんなある日、突如として現れた…

ヒトの目が届かぬ闇が、現代よりはるかに多く存在していた時代。 その闇に多くの神秘は蔓延り、それが人の世を脅かすことも少なくなかった時代。 その時代に一人の少年は生を受ける――。 …