「#切ない #青春」を含む小説

後輩と過ごした高校最後の年。しかし、そんな後輩は卒業間近に亡くなってしまった。 二十歳になり、大学生となった青年、空見《そらみ》螢《ほたる》は何度も訪れた後輩の墓で、出会いから…

バスケ部の「僕」は、部活で疲れきった帰路の最中に不思議な公衆電話を目にする。 そこには『恋の公衆電話』の文字。 現在進行形で恋している「僕」は好奇心に負けて中に入ってみるが—— …

昔から国語が苦手だった爽(さやか)は、高校に入りついに古典で赤点を取ってしまう。 夏休みに補講を受けることになり、そこで出会ったのは、コーヒーの匂いがする夏目先生だった。 先生…

ただ君と話したい。 その想いさえ届かない。 次第にそれは現実から遠ざかっていく。

全三部、完結。 続編、思案中。 バスに乗って旅をしている青宿悠人（あおやどひさと）は、隣りに座ってきた金糸雀色に髪を染めている女の子に声をかけられた。　 街につくと、次の…

自分嫌いの高校生”僕”の心の中に、ある日もう一つの人格”俺”が現れる。 そして、”俺”はこう告げるのだった。 『──俺は明後日(あさって)に死ぬ。その代わり、今日を含めた二日間…

平等なんて言葉は綺麗事だって思ってた。 少なからずあるよ、優先順位は。 けれどその中でお互いにいちばんに思える人に出会えたらどんなに幸せなんだろう。 私だけのいちばんの愛…

紗菜、１７歳。生まれて初めて手に入れた携帯電話。友人から教わったはずの電話番号は、見知らぬ大人の男につながった。 機械音痴で純粋すぎる少女と、ちょっとおせっかいな優しい男。顔も知…

　夏休みの最終週、海外から日本へ帰国した田仲雄己（たなか　ゆうき）。彼は雨之島（あまのじま）という離島に住んでいる。 　雄己を真っ先に出迎えてくれたのは彼の幼馴染、山口夏海（やま…

　教員を目指す武田　仁（たけだ　じん）は夢と現実のギャップにひどく苦しんでいた。未来を嫌い、現実逃避から俳聖「松尾芭蕉」の『奥の細道』で取り上げられた場所へと向かうことを決め、東…

「ごめんね未波。協力してくれる？」 そこそこ要領もよくて、誰とでも打ち解けられる、ほどほどの生活を送っている未波。 そんな未波の隣の家に引っ越してきた美少女、透羽。 透羽が引…

『好きになった人が女性だった。ただそれだけ……別に何も悪いことなんてないよね……？』 思春期女子が共感できるところが1つはある。涙なくしては語れない至極のモヤキュン百合小説誕生…

「どこまでもどこまでも僕たちいっしょに進んで行こう」ー『銀河鉄道の夜』宮沢賢治 18歳。少年少女は、高校とともにあらゆるものから卒業していく。それは、生まれ育った町を去る、田村…

人の本心を読み取れてしまう主人公 ［秋野心］ この世界の矛盾も綺麗事も全てに嫌気がさしていた。 そんな世界で、たった1人の存在に出会った僕の話を、今からしようと思う。 聞…

中校生・三国初穂は、ふとした切っ掛けで出会った高校生・白戸空に交際を申し込まれる。交際をスタートさせた初穂だが、お茶を飲んでのトークデートばかりで三ヶ月近く経って手も繋がないまま…

卒業を一ヶ月後に控えた瑠夏は振られた彼氏のことを引きずっていたが､最近友達の風吹が気になっている。 そんなある日､瑠夏は風吹の隠した想いを知ってしまう。 ショックを受けた瑠夏は心…

詩集『夢幻泡影戀日記』のスピンオフ。自分の学校の文芸部誌に寄稿したものです。 高校生の切なくて甘い青春の恋愛を綴りました。切なさに浸り、ちょっぴりキュンとしてもらえたら嬉しいです…

　『アレはわたしがあなたになった夢？　それともあなたがわたしになった夢だったのか――』 　精神保健福祉士の『朝比奈・美天（あさひな・みそら）』は「ある出来事」がきっかけで全てに…

父を亡くした大学３年の汐。悲しみを癒すために訪れた真夏の海で、１６歳の昌と出会う。乞われるままに昌の別荘に滞在することになったが、昌は父と同じ心臓病だった。 ひと夏の巡り合いを中…

桜舞う春の日、新しい人生が始まる。美咲、葵、陽子――彼女たちの出会いと成長が紡ぐ物語。自分らしさを見つける彼女たちの青春が綴られていく。心温まる友情と切ない恋、家族の絆が交差する…