「世界と ではない」を含む小説

私が住んでいる国に伝わるお話だ。 物心が付く年頃になると、ある時、いつの間にか寝ている間に枕元に箱が置かれている。 箱は人によって色も形も大きさも様々。 でもこの箱は決して開けら…

「私の海賊さん。～異世界で海賊を拾ったら私のものになりました～」 https://kakuyomu.jp/works/16817330668707630698 上記作品のセルフ…

生まれつき絶大な魔力を持つハーフィンクス公爵家に生まれた少年、シャドウ。 シャドウは歴代最高と言われるほど絶大な魔力を持っていたが、不幸なことに魔力を体外に放出する才能が全くない…

物語。 僕が愛したそれは幻想や想像を紡いだフィクションたち。 つまり『嘘』 その嘘は時に人を幸福にし、反対に不幸にもする。 どちらにしても人を豊かにする魔法だ。 だから僕は、今…

ある日、自分がギャルゲー『ラブ☆きゅんメモリアル～ファンタジック学園編～』の悪役だと気付いてしまった主人公ヒロイキ・アークドール。けれど破滅フラグ回避どころか、彼は生粋のコミュ障…

僕の名は井ノ崎真。前世の名前は分からない。 一般人として現代日本で一生を終えたはず。 なのに、気が付いたら、ダンジョンが存在するゲーム的世界の日本で小学生になっていた。 意味が分…

四風家には戦国時代から伝わる白木の箱があった。 その箱は子孫繁栄と天下無双の力を与えるが、そんな力なんて現代ではすでに意味がない。 今年のKACも昨年と同様、全て下記神津市が舞…

その日、赤城暁は一本の魔剣に触れる。次の瞬間には平原にただ一人突っ立っていた。 そして溢れ出る存在しないはずの記憶。死屍累々の魔族を踏み越え、平和を打ち立てる一人の魔王。当然赤城…

　王族として産まれるが、双子は忌み子とされ、片方は産まれた事を隠される。 　弟に勇者の証があるとされ、王は兄の方の遺棄を部下に命じ、箱の中に入れて川に流した。 　勇者が誕生す…

子連れ狼型ファンタジー冒険譚になる予定。 ―あらすじ― 人間の王が統治する国、ソルドラン王国の南部では、竜人への迫害が強まっていた。 南部の竜人を北部へ護送する「逃がし屋」の一…

クルスは生まれてから一度も外に出たことのない箱入り娘だった。趣味は綺麗な庭作り。 唯一の家族、研究に没頭する博士を喜ばせようと、材料を集めに屋敷の外へと踏み出した。 とっくに崩壊…

『転生病』。そう呼ばれる病がある。転生者の魂を媒介し、星にかかる病だ。人々を幸福にする代わりに星を喰い殺すその病を消し去るには人類の魂を洗浄するしかない。 ８年前、惑星の洗浄──…

ある昼下がり、贈り物の中身に迷う姉と弟のお話。 ＫＡＣ２０２４お題「箱」参加の短編。 ※この作品は拙作「Ｘデーまであと１５日。」の舞台、設定、キャラクターを流用して書いたも…

　十七歳の少女エイラは、この世界でただ一つの特別な力を宿していた。幼い頃に意図せず手に入れてしまったその力を手放すために、妖精の友人ルルと旅に出ようとするが、家のドアを開けると目…

俺、西川裕斗は陰キャ高校生だ。 何のとりえもない。ただ普通に高校に通ってるだけ。 しかし、俺には裏の顔がある。 「みんな!盛り上がってるか～!」 「「「「お～!!」」」」 俺…

約800年前、人類は絶え間ない争いを繰り広げていました。神様はせっかく神様に似せて創った人間たちが、自分たち自身を滅ぼそうとしていることを心配に思い、神様を深く信じるブラフという…

　ある少年は、自身の人生の進路に悩んでいた。彼には物事を自分の意思で選択する能力がなく、将来の夢を決めれずにいたのだった。だが、そんな彼に、否応なしに選択を迫るような危機が迫る。…

科学力によって様々な兵器が生まれた西側諸国と魔法の発見によって多様な魔術が継承された東側諸国が対立する世界。 アリストア皇国の最北端にあるポロイ駐屯基地都市である。ポロイ駐屯基地…

青鳥学園文芸部9月企画『「雨」を題材にしたプロット交換』にて、ジュン（Twitter:@Jun_oretame）さんから頂いたものをもとに書いた短編です。

片腕をなくした魔術師ダリュスカインと、凄惨な経験のショックで声をなくし生きる希望を失っていた結迦(ユイカ)は、出会ってから互いの心傷が惹き合い、それを明かすことなく一度は離れたも…